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BLOOD OF THE HERMIT (2010年)
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BLOOD OF THE HERMIT
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解説 - BLOOD OF THE HERMIT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2010-04-29 11:52:00)

2010年発表の2nd。
裏ジャケが何だか可愛らしいですね。森のくまさん的な(笑)。

タイプ的には鬱ブラックですが、割と個性的なスタイルの作品ですね。
鬱ブラックに頻繁に使用されるトレモロリフを排し、ノイジーに引き摺る、ガリガリに歪んだリフの上に、歪みの少ないギターが爪弾くように、物悲しげな中にもどこか壊れた感じのするメロディを重ねていくタイプ。鬱系には珍しく、リードギターがギターソロのように使われるパートも多いですが、使い方のセンスが良いせいか、違和感無いどころか曲の寂寥感を更に上げてます。

ヴォーカルは鬱ブラックに典型的な、SILENCERタイプの裏返り気味な、歪みの少ない高音ですが…もう悲痛さの表現が行き過ぎてて、逆に笑えてくる一歩手前みたいな凄まじさ。「哀れを誘う声」というのは、こういう声のことを言うのではないでしょうか(笑)。SARGEISTとはまた別の視点からブラック観を追求した作品。Shatraugもまた、ブラックメタルに魅入られて戻れなくなった一人だなぁ…という事が良く分かるアルバムです(笑)。



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