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INVOCATION (2010年)
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-05-05 21:37:00)

2010年発表の6th。
不謹慎ですけど、ぶっちゃけバンドの経歴に惹かれて購入しました(笑)。余りのミーハーさ加減に自分自身呆れてます(笑)。

音としては、オールドスクールなダーティさと、北欧のバンド特有の寒々しいリフセンスの良いとこ取りをした、如何にもなプリミティブブラック。プリミティブ系を普段から聴いている人であれば、まぁ外すことは無いだろう、という感じですが…92年から活動してて、未だにこういう未洗練さ・未加工の荒々しさを魅力とする作風とは…本当に、アンダーグラウンドに音楽人生捧げてますって感じなんだろうなぁ…。

この作品の大きな特徴としては、ベースの聴いた音質が挙げられると思います。よくデモテープ起こしの作品とかで、ベースの音量がやたら大きく、曲の輪郭が不明瞭な代わりに、独特の澱みや汚さがある音がありますが…その手の音を、アングラな魅力を損なわずに、(プリブラ好きには)普通に聴けるように改良した…という感じの音。

反面ヴォーカルやギターリフは引っ込み気味ですが、メロディを弾く所ではそれなりにギターも聴こえるし、大抵ベースがユニゾンしてるので、メロの良さを殺しているということはありません。むしろベースのトレモロに圧迫される感覚が心地良くて好きです、この音。

ただ、ヴォーカルはプロフィールから想像するような、あからさまな「狂気」をウリにしたような感じではなく、低音で割と淡々とがなる感じなのは好みが分かれるかも。個人的には、篭もった音質とも相まって、静かに燃える、根深い狂気が息づいているようで好み。作り物ではない、「ホンモノ」の威厳が感じられるというか。

Northern Heritageらしい、「アングラな価値観」の中での質の高さの光る作品。しかし、このバンドはベースの音にこだわると言う手法を取ってますが、プリブラの価値観追求にもそのバンドごとの方法論があって面白いですよね。やっぱりブラックって深いです。



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