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FILTHY NOTES FOR FROZEN HEARTS (2006年)
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FILTHY NOTES FOR FROZEN HEARTS
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解説 - FILTHY NOTES FOR FROZEN HEARTS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-06-11 19:22:00)

2006年発表の7th。
このバンド、以前はデス色が強かったらしいですが、今作は後期SENTENSEDや、HIMに近い
聴きやすくロック色の強いゴシックメタルを演ってます。個人的にSENTENCEDやHIMは、
「なんでゴシックなのに普通に歌うんだ…ゴス特有のナルな美意識はどこ行った!!」と
ヴォーカル面でかなり不満があったんですが…このバンドは低音でナルシスティックに
歌い上げており、その不満を見事に解消してくれてます。V系にも近いテイストですが、
V系でここまで低音で歌い上げられる人はなかなかいません。
ああ、Versaillesもこれくらい歌が上手ければなぁ…。
ただ、ヴォーカルは大きなアドバンテージがあると思うんですが、肝心の曲の方は
SENTENCEDの方がいいなぁ…と思わなくもなかったり。この手の聴きやすいゴシックに
ありがちですが、均質的に質が高くて、逆に起伏に欠けて聴こえてしまう感じ。
一聴しただけで、聴き手ごとのアルバムの山場や、それぞれの曲についてのウリを
語れるくらいになるような、インパクトがあればもっと良かったんですが…
こういうバンドにそれを言うのは酷かもしれません。
いくら聴きやすいとはいえ、ポップス並になったら元も子もないと思うし。
普通に洋楽ロック好きに勧めてみたい作品ですが…Voが魅力的とはいえ、やはり更なるフックは欲しい所。




2. ハルディン ★★ (2016-02-03 22:51:01)

自らを「Rock 'n Sad」と標榜する独逸出身の元ドゥーム・デスメタラーによる7th。フィンランドのその手のバンドを思わせる耽美なノリノリ・ゴスロックを展開しており、特に目新しいものではないがこのバンドの場合は元々ドゥームをやっていただけあって軽快なノリの中でドンヨリと垂れ込むような暗さが特徴で、メロディが埋もれる分キャッチーさには欠けるもののゴシックならではの退廃的なムードを醸すところがいい。

写真写りがナルっぽいがそこそこ男前なルックスのクリストファー・シュミットのVoはユルキィ(THE 69 EYES)とヴィレ・ヴァロ(HIM)の中間といった印象で、アンニュイな色気を振りまく低音ヴォイスが魅力的。本作を最後に脱退してしまったのが惜しいところ(後に加入したVoは悪くはないのだが、ちょっと見劣りする)。

良くも悪くもダークな雰囲気に統一されているので曲ごとの変化が乏しいのが難点。KeyやGソロをもう少し取り入れてくれたらメリハリがついて良くなると思うが。



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