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EKPYROSIS (2010年)
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EKPYROSIS
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解説 - EKPYROSIS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2010-07-01 23:01:00)

2010年発表の6th。
以前まではコールド/メロディック/ブルータルと、スウェディッシュ・ブラックの
お手本とでも言うべきブラックを演っていましたが…今作で新たな扉を開けた感じがします。
前作くらいから既にスピードに頼り過ぎない、ドラマ性ある展開が顕著になってきてますが、
今作はそれを更に押し進め、複雑なリズムチェンジを利用した、プログレッシブとも言える
作風になってきていますね。
それに合わせ、メロディも寒々しさ・邪悪さから、毒々しさ・グロテスクさの方向に
シフトしつつあると言う印象。しかも1曲目からその毒々しさがキャッチーに聴こえる
レベルの物を聞かせてくれる辺り、やはり並々ならぬセンスのあるバンドだと思う。
ミディアムも多く速さ一辺倒ではないものの、ファストパートではMARDUKやDARK FUNERAL並か
それ以上のスピードでカチ込んでくる辺り、ファストブラックの感性も色濃く残っていて素晴らしい。
また、まだ太い音と言う訳ではないものの、前作で多少不満が残っていた音質も大分改善され
特にドラムが気持ち良く聴ける、クリアなものに仕上がっていると思う。トレモロなどの
メロディがしっかり浮き上がって聴こえるミックスも、バンドの音を聴きやすくすると同時に
更にメロ自体の薄気味悪さ、空恐ろしさをも際立てていて良い感じ。確実に前作よりも
曲やフレーズの「聴かせ方」が上手くなっているのではないでしょうか。
ヴォーカルも前作より高音喚きの切れ味が鋭くなっているし、作風が変化しただけでなく
あらゆるクオリティが底上げされている感じがします。今までSETHERIALを追いかけてきた
人のみならず、クオリティの高いブラックを求める方にはお勧め出来るアルバム。



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