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NON SERVIAM (1994年)
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NON SERVIAM
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解説 - NON SERVIAM
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1. 寝坊メタル ★★ (2010-08-12 22:21:00)

1994年発表の2ndアルバム。
私が持っているのは2006年にThe End Recordsから再発されたものでジャケットの色合い等が異なります。

現在では民族色の濃い独特な音を鳴らしているRotting Christですが、
この頃は現在とは異なるもののこれまた非常に奇妙な音です。
基本となる音は邪悪ではあるもののブラストビートを用いない古典的なブラックメタルで、
それにアトモスフェリックなシンセサイザーを加え、何とも怪しげな世界観を構築することに成功しています。

そのため北欧ブラックメタルに特徴的なエクストリーミティや寒々しいトレモロリフはなく、
正統派やスラッシュメタルの影響を顕著に受けた気味の悪いダークメタルです。
またバンドの中心メンバーであるサキスのヴォーカルも野蛮で大変よろしいです。

各曲のランニングタイムは5分台のものがほとんどで、6分台1曲、7分台2曲を含みます。
しかし、全曲数は9曲(内1曲は1分台のインスト)に過ぎないため、
トータルのランニングタイムは約48分とそれほど長くはありません。

各曲の紹介としては、不気味な雰囲気をまといながら爆走する①、
メロディアスなリフと「Non Serviaaam!aaa!aaa!」という咆哮が印象的な③、
メロディアスだったりヘヴィだったり遅くなったり速くなったりの⑨などがお勧めです。

Rotting Christを語るうえで欠かせない初期の代表作です。
勿論非常にアングラな雰囲気と音ですので万人にお勧めはできませんが・・・。




2. kamiko! ★★★ (2020-07-20 19:06:00)

ギリシャ産ブラックメタル1994年作
作品リリースの度に音楽性を変え、正当進化していくバンドではあるけれども、最も好きな盤はコレだ!
流石に25年以上前の作品なので、最近の作り込まれた作品に比べると、ローファイ感は否めないが、
ギターのアタック部分が際立ち、サステイン部分のハーモニーの味わいを損なわない適度な歪みが好感触な上
スネアワイヤーの響きが殆ど聴こえない乾いた感じのスネアドラム、ツーバスが煩くない適度な音圧など
全ての音がクリアに聴こえる録音バランスが心地よく、シンセやティンパニが入っても仰々しくなくていい。
そういう音像であり、トレモロリフやブラストも無いので、かなり古典的なブラックという音楽性だ。
ヘヴィさや勢いで聴かせるのではなく、気持ち悪い旋律やリフを組み合わせた楽曲で勝負しているスタイルが好きだ。



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