1995年にフィンランド、ラッピ州ケミで結成されたパワーメタルバンド。
日本では「ソナタ」と呼ばれることが多い。母体となるバンドは1995年末にTricky Beansとして結成されている。1999年に4曲のデモ『Fullmoon』を制作後、Spinefarmと契約しSonata Arcticaを名乗る。同年秋、1st Album『Ecliptica』を発表。
活動初期はハードロックバンドであったが、後にクラシカルなキーボードを大々的にフィーチャーし、叙情的なメロディと共に疾走するパワーメタルを展開。3rd Album『Winterheart's Guild』の頃からジャーマンメタル風の疾走曲は減り、スピード感のある曲にしても、分厚いコーラスで荘厳さを出すなどの工夫が見られるようになった。作詞作曲はTony Kakkoが全て手がけてきたが、4th Album『Reckoning Night』では初めて、ギタリストであるJani Liimatainenが作曲するなど、その作風はさらに広がりを見せている。
音楽評論家の和田誠がRoyal Huntのメンバー、André Andersenに当バンドの音源を聴かせたところ、『僕たち(Royal Hunt)とSTORATOVARIUSをミックスさせた様な音だね』と感想を述べている。
同郷のSTRATOVARIUSからの影響を受けており、「以前から知ってはいたけど興味はなかった。でも「VISIONS」アルバムを聞いて衝撃を受けて、それで同じようなヘヴィメタルをやることになったんだ。」と語っている。
2007年発売の5th Album『UNIA』からの楽曲はスピードを抑え、プログレやシンフォニックさを加えた方向に変更し6th Album『THE DAYS OF GRAYS』で確立している。その後も、初期のパワーメタルの要素は控えめに出しつつもプログレメタルの音楽性でアップデートさせている。
Current members(リーダーはTony Kakko)
Tony Kakko(Toni Kristian Kakko) – lead vocals (1995−present), keyboards (1996–2000, 2003, studio only: 2007–present)
Tommy Portimo – drums (1995−present)
Henrik Klingenberg – keyboards, keytar, backing vocals (2003−present)
Elias Viljanen – guitars, backing vocals (2007−present)
Pasi Kauppinen – bass, backing vocals (2013–present)