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STRIX: MALEDICTAE IN AETERNUM (2012年)
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STRIX: MALEDICTAE IN AETERNUM
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解説 - STRIX: MALEDICTAE IN AETERNUM
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2012-02-13 21:01:08)

2011年発表の6th。

このバンドは2枚目を聴いて、「このムードを保ったまま、メタル部分を強化してくれたらもっと素晴らしくなりそう」と思ったんですが、見事に私の望むとおりの進化を遂げてくれたみたいです(笑)。チャーチオルガンやピアノ、ストリングスなどが奏でる、厳かだけど破滅的な感じもするメロディを、ヘヴィなバンドサウンドが後押しし、宗教的・超自然的な畏怖を感じさせるような、シアトリカルなシンフォブラック。

ただこの作品、宗教的モチーフを使いダークな世界観を見せ付ける、視覚にも訴えてくるようなサウンドを作ってるんですが、メタリックな質感もまた強いんですよね。速弾きのリードが入ってたり、がっつり刻みパートがあったりメロブラとしても聴き応えあり。バンドサウンドにメリハリが付いた事、曲がコンパクトになった事で2ndよりも聴きやすくなった印象。

全体的なバランスは格段に良くなり、個人的にも好みの音ではありますが、2ndのキーボードパートにリソースが偏ったような音作りがツボだった人には、もしかしたら不満が残るかも。なお、昔の音源を嬢メタルや女性デス声ヴォーカリスト在籍バンドの文脈で聴かれてた方も多いかもしれませんが、今作は普通に男性デスなので悪しからず。威圧感があって良い声ですよ。

…しかし、個人的にはパッケージはちょっとだけ不満。ブックレットがキツキツに押し込まれてるし、歌詞の曲順がグチャグチャだし…。まあ紙ジャケスリーブにCDを裸で放り込むようなクソ仕様よりは全然マシですし、アートワークも曲のイメージを更に広げてくれる、作風にあったものだとは思いますけどね。



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