SURVIVORは、正統なアメリカンHRバンドのひとつと思う。バンド名は、70年代に目立たぬ活動をしていたメンバーが80年代に生き残って(survive)、新たなバンドを結成したことに由来する。バンドのスタイルは、シンプルなメロディをもつハードロックを基本姿勢に活動していく。良く指摘されることながら、全体的にはForeignerに類似した音をもつと言えるだろう。 1st~3rdの内容は、シンプルなHRナンバー主体で、取り立ててこれだ!!という印象が少ないアルバムを発表する。この時期の代表曲には、ローカルなロックンロール・バンドが創りそうな曲(例えば、Rebel Girl、Love Is A Reason、Chevy Nights、Eye Of The Tiger)、ポップなHRナンバー(例えば、Somewhere in America、Poor Man's Son、Summer Nights、American Heartbeat)などがある。しかしながら、Eye Of The Tiger、American Heartbeat以外に、全米top20内に入る目立ったヒットを放たなかった。 4thアルバムは、3rd路線を踏襲しながらも、シンセの音が目立ったり、ギターのインタープレイに重きを置いたナンバーを収録させて、若干の音のテイストに変化がみられるようになる。 VO.がJimi Jamisonに変わった直後のSURVIVORは、更なる音のテイスト変化が聴かれるようになる。基本姿勢は、シンプルなHRであるが、よりポップに、よりメロディアスになり、全体的に爽やかなHRへと変貌する。その変化にともなって収録曲も豊富になり、メロディアスHRナンバー(例えば、I Can't Hold Back、First Nights、How Much Love)、ミディアム・テンポのナンバー(例えば、High On You、Is This Love)、バラード(例えば、The Search Is Over、Keep It Right Here、Man Against The World)といった佳曲が生まれた。これらの曲の充実度は、VITAL SIGNS、WHEN SECONDS COUNTを名作にした由縁である。この2枚は、まさにアメリカンHRの代表作と言える。 もちろん、「そして、3人が残った」のTOO HOT TO SLEEPでは、前2作の内容を踏襲しつつ、バンドのアンサブル重視に回帰した姿勢も貴重である。時代は、Bon Joviに代表される、更にメロディアスHR時代に移行しているにもかかわらずの時に。 Simple is the best!、この言葉がSURVIVORには良く似合う。
SURVIVORの未発表曲 一応、ツアーを見たサバイバーファンおよびサバイバーウォッチャー のジェイミー・エバース氏の発言等から少なくともこれだけはある。 FIRE MAKES STEEL:これはツアーですでにやっているんだそうな。 VELOCITIZED: MECCAがカバーした曲。(一応ファーギーがカバー したということになっている) SECONDS AWAY: これは99年ころの新曲。これもツアーのみか。 EMPIRES: ジミーがカバーした曲。ホウェン・セカンズ・カウントあたり の作品らしい。OCEANSのバリエーションの一つらしい。 他のアーティストが使用した曲 ROCKIN' INTO THE NIGHT FANTASY GIRL CAUGHT UP IN YOU HOLD ON LOOSELY これらの曲は38スペシャルが使用しヒットした。
SURVIVOR未発表曲補足 90年代のツアーの曲目リストを記録したページ を見ていたらツアーで使用し、オリジナルアルバム にない、曲がかなりあった。 INNOCENCE OF LOVE ANOTHER SLEEPLESS NIGHT NOTHING AT ALL MAYBE OVERLOAD RECONSIDER NEVERTHELESS ONE STEP AHEAD OF THE FLAMES NO BOUNDARIES LIES I DON'T
僕は今年で二十歳になるが、やはり年が年なのでリアルタイムで聴けずもし叶うならリアルタイムで聴いてみたいバンドがあります。 “FAIR WARNING"、“オリジナルメンバーでのGN'R"、そしてこの“SURVIVOR"です。 元々“SURVIVOR"を聴きだした理由は“PRIDE OF LIONS"から入ったのですが、“SURVIVOR"を初めて聴いてこんな素晴らしいバンドがあったことに凄く衝撃を受けました。 彼らの曲は“EYE OF THE TIGER"はもちろんどれも素晴らしいのですが特に“MAN AGAINST THE WORLD"は聴いてて無意識にまぶたが熱くなりました。もし彼らがまだ活動しているのなら人生で絶対みてみたいです。
チャート・リアクション(記憶曖昧です。補足・訂正ヨロシク) Somewhere In America #70 ~ Survivor #169 Rebel Son - (#101) Summer Nights - ~ Premonation #82 Poor Man's Son #33 Summer Nights #62 Eye Of The Tiger #1 ~ Eye Of The Tiger #2 Amrican Hertbeat #17 The One Thet Really Matters #83 Caught In The Game #77 ~ Caught In The Game #82 I Never Stopped Loving You - The Moment Of Truth #63 ~ Karate Kid O.S.T. ? I Can't Hold Back #13 ~ Vital Signs #16 High On You #8 The Search Is Over #4 First Night #53 Buring Heart #2 ~ Rocky IV O.S.T. #10 Is This Love #9 ~ When Seconds Count #49 How Much Love #51 Man Against The World #86 Didn't Know It Was Love #67 ~ Too Hot To Sleep #187 Across The Miles #73 Desperate Dream -
MR.BIGと並んで「結局誰と誰がうまくいってないのかわからないバンド」。 ジミ脱退は残念でしたが、後任のロビンには頑張って欲しいですね。 ↑スタン・ブッシュは確かにイイ線いってますね! "Eye Of The Tiger"を唄うにはソフト過ぎる声かもしれませんけど・・・ ジミみたいに甘さと力強さを兼ね備えたボーカルって中々いないなあ。 ベタですけどエリック・マーティンがSUVIVORで唄うのは見てみたい。
同年9月21日新宿厚生年金会館のライヴ音源が、24年の歳月を経て初CD化されたもの。 ①Feels Like Love ②Broken Promises ③First Night ④High On You ⑤Popular Girl ⑥I See You Everyone ⑦The Search Is Over ⑧It's The Singer, Not The Song ⑨I'm Not The Man Anymore ⑩I Can't Hold Back ⑪Eye Of The Tiger ⑫Caught In The Game ジミの歌うデイヴ時代の曲が聴けるのが嬉しい。やはりジミも当時はあまり喉がお強い方ではなかったようでハイトーンが嗄れちゃってるけど、あの時代の雰囲気に戻れるというのが主眼。貴重な音源だ。