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NO HAY PIEDAD PARA LOS CONDENADOS (1985年)
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NO HAY PIEDAD PARA LOS CONDENADOS
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解説 - NO HAY PIEDAD PARA LOS CONDENADOS
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2014-10-16 15:44:04)

ジャガー横田と北斗晶を足して2で割ったようなたくましいヴィジュアルのAzuzena嬢をフロントに据えた4人組がキーボードを正式メンバーに加え5人編成になってから1985年にリリースされた2nd。メンバーの増加は①から功を奏しクラシカルなソロの後のハードなオルガンプレイが炸裂しパープル風に仕上げ聴き応え十分、哀愁のあるキャッチーなシングル向けの②でも見事な仕事をこなしバンドの幅を見事に広げております。ファッションもプレイもリッチー風なギターとの相性も抜群だし、良くも悪くもパンチの効いたマイナーメタルだったバンドにメジャーな風を送りつつも、適度な哀愁とパワフルでエッジの立ったサウンドのカッコよさにブレはなく順当な進化を遂げている印象を色濃く与えてくれます。魅力的なフレーズを奏でるギターは良く歌い情熱的なバンドサウンドの核となり燦然と輝いていますね。ダイナミックな様式美系HM/HRサウンドが好きな方は聴いて損はしないでしょう。1stの頃のはち切れんパワーメタルも捨てがたいけど、この血液型パープルな世界は個人的にはツボですね。パワフルなリズムプレイもシンプルだけどやっぱりカッコいいよ。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-02-21 23:50:40)

長らくCDで探していたスパニッシュ・メタル・アイテム2点を、何の気なしに立ち寄った中古盤屋にてゲット。思わず小躍りしてしまいましたね。1枚はスペインのクサメタル機甲師団PANZERが’87年に残したライブ盤で、もう1枚が「スペインの女ロニー」ことアズセナ・マルティン(Vo)を擁し、DEEP PURPLE~RAINBOW直系の様式美HMを聴かせてくれたSANTAが、’86年に発表していた本2ndアルバムです。
バンドには今回から専任Key奏者が加入。様式美HMバンドとして一層盤石の布陣となっており、本編では早速その強みを活かした曲作りが行われています。Gリフ主体で荒々しく突っ走っていたデビュー作に比べると、曲構成がよりメロディアス&キャッチーに作り込まれ、柔和に弾む②があったかと思えば、メロドラマのテーマ曲みたいに甘く切ない⑤があり、明るく快活な⑨もある…といった具合に、収録曲のバラエティが大きく拡大。
但し、それでもアルバムの本分をコテコテの様式美HMチューンに置くバンドの姿勢にブレはありません。例えば起承転結が劇的に決まった①や、戦場のSEに導かれてスタートする⑩等は、コブシの効いたVoの歌いっぷりといい、GとKeyのバトルっぷりといい、「実は彼らはTERRA ROSAの生き別れの兄弟」と言われたら信じてしまいそうなカッコ良さ。アズセナ姐さんの情念渦巻く激唱が炸裂する⑧⑪も聴きモノですよ。
荒々しい1stと、ポップさを増した3rdの丁度中間に位置するサウンドが託され、SANTAの代表作としてその名を挙げるファンが多いのも納得の1枚。個人的には1st派なのですが、聴き易さ/取っ付き易さではこっちの方が上かもしれません。



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