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REENCARNACIóN (1984年)
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REENCARNACIóN
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解説 - REENCARNACIóN
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2013-05-20 12:07:03)

スペイン出身、フロントのふくよかなお母さん体系の女性シンガーを擁する4人組の正統派HM/HRバンド(他のメンバーのインパクトも大、おそらくハゲを誤魔化す為の七三分けロン毛にグラサンと髭面という風貌に逆に購買意欲を掻き立てられたのは言うまでもない)がリリースした1stを紹介します。ドタバタとしたけたたましいサウンドが鳴り響く①に始まり力強いパワフルなメタルサウンドのオンパレードに胸が焦がれます、今さらこんな事を言ったら頭のおかしなオッサンと思われるでしょうが、やはりモダンすぎるラウドでへヴィメタル風がど真ん中を闊歩する時代、この昔ながらのドグサレHM/HRサウンドを聴かされると目頭が熱くなりコブシを振り上げずにはいられません、歌詞はスペイン語、パンチの聴いたロニー風の女性シンガーの歌も真っ向からブツカリ稽古、見た目同様HM/HRに負けじと対峙する頼もしさにタイムセールに群がる主婦の逞しさを垣間見ながらもメタル愛溢れるサウンドにやはり心躍ります。1984年リリースの1stを今、改めて聴き、ダサくともやっぱり俺はこれが好きなんだと胸を張りたくなります。洗練度などクソ喰らえ、おしゃれなんて関係ない、綺麗に纏まる必要のない、あるがままの野生なピュアメタルサウンドに改めて敬意を表します。音質が悪かろうがモタろうが、これがカッコいいのである。普通のHM/HRサウンドをお探しの方に迷うことなくオススメするスパニッシュメタルの情熱酒場に乾杯です。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-02-09 23:15:20)

メタル者にとってサンタと言えば、北欧に生息するヒゲ面の老人ではなく、「スペインの女ロニー」ことアズセナ・マルティン-ドラド・ガルボ(Vo)を擁するマドリッド出身の4人組のことに決まってますが(嘘)、本作はそのSANTAが'84年に発表したデビュー作。
母国では初回生産分だけで1万7000枚を売り上げたヒット作というだけあって、シンガーのパワフルな歌声、楽器陣のタイトな演奏力、それにガッチリ組み上げられた収録楽曲etc・・・と、彼らの提示するコテコテな様式美HMサウンドは実に堂々たる完成度。切れ味鋭く突進するスピード・ナンバー⑥の只事じゃないカッコ良さなんて、「どうせ辺境メタルでしょ(笑)」と舐めて掛かる輩を「逆にブッ飛ばしてやらぁ!」ってな気迫が憑依しているかのよう。
歌詞はもちろん巻き舌バリバリのスペイン語なれど、アズセナ姐さんの情熱的な歌い回しにマッチしており全く違和感はなし。どころかパワーUPしてくれてる印象すらあって、赤尾和重ばりにコブシの効きまくった彼女の熱唱が映える、泣きと哀愁に満ちた劇的な⑨なんて、「本当は大阪のバンドなんじゃないの?」と尋ねずにはいられないアルバムのハイライト。思わず、よっ!スペインのTERRA ROSA!と声援送りたくなりますね。(余談ながら、アズセナ姐さんは2nd発表後にSANTAを脱退。その後はソロ・アーティストに転身しましたが、'05年、肺気腫によりマドリッドの自宅で死去しています)
言語に拘りのない様式美HMファンなら一度は聴いておくべき力作ではないでしょうか。



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