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KöHNTARKöSZ (1974年)
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KöHNTARKöSZ
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解説 - KöHNTARKöSZ
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1. 失恋船長 ★★★ (2017-12-15 13:54:04)

クリスチャン・ヴァンデール率いるフランスのプログレジャズロックバンドの4th。4曲入りで41分ってマジかと、不安な要素も大でしょうが、オドロオドロしいダークな暗黒ロックを展開、その奇妙奇天烈な世界観はオープニングから炸裂しますが、前作よりもより深層心理訴えかけるような、不穏な空気を増量することで、より個性を確立することに成功。相変わらず歌らしい歌はないが、その呪術的な呻き声が恐怖心をあおり、聴き手に重くのしかかってきます。
その冥府に迷い込んだような暗黒面をフィーチャーした音楽性は前作よりも、ロック色も強まり、邪悪さに磨きが掛かっているのも見逃せませんね。そんな中でもやっぱり『Ork Alarm』も不気味さは過去に類を見ない仕上がりだし(エンディングの笑い声的なものの気持ち悪さは秀逸です)、『Coltrane Sündïa』神秘的な音色を奏でる美しきインストナンバー、ピアノの音色に導かれ誘われるのは、神か悪魔か、はたまたこの世の終わりか、神聖なる宗教音楽的な響きの中にある不気味さに汗が出ますね。本当はこういうのが一番怖いのかも知れません。アナログではKöhntarkösz, Part 1と2はA面B面に分かれているのですがCD化の際につなげてきたのは正解でしょう。SFタッチのホラー映画をみているような独特の世界観にズブズブと沈み込んでいきますね。とにかくこのバンドの魅力を内包したKöhntarkösz, Part 1と2はプログレファン必見ではないでしょうか、ワタクシの貧相な文才ではとても表現出来ない、凄みを味わってください。迫りくる恐怖と荘厳なる神秘の音色、その両面を味わえる他に類を見ない緊迫感に押しつぶされますよ。



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