2001年、アメリカ合衆国ユタ州オレムにて結成されたポスト・ハードコアバンドである。
スクリーモの先駆者として、ポストハードコアシーンに多大な影響をもたらしたバンドの一つである。
ポストハードコア、スクリーモ、ヘヴィメタルなどにカテゴライズされることが多いが、2010年代にはヒップホップやドラムンベースなどの影響も公言している。その音楽性はアルバム毎に激しく変遷している。
バンドの公式な結成は2001年だが、メンバーは1990年代初期から前身となるバンドで活動していた。
2002年6月25日、Reprise Recordsより1stアルバム『The Used』をリリースしてデビュー。ライブ中に嘔吐すらする程激しいBert McCrackenの激情スクリームや、他のポストハードコア系のバンドとは一線を画す独特のサウンドはたちまち人気を獲得し、結果としてこの作品は100万枚を売り上げてプラチナディスクに認定された。2004年には、Bert McCrackenの恋人が薬物の過剰摂取によって亡くなった悲劇が反映された2ndアルバム『In Love and Death』は全米6位を記録、50万枚以上を売り上げてゴールドディスクに認定される。ドラムのBranden Steineckertを追い出し(本人談)、Dan Whitesidesが加入して3rdアルバムの制作に入るもマスターテープが盗難にあい、約1年の遅れが生じてリリースされた『Lies For The Liars』は全米5位を記録した。2009年には4thアルバム『Artwork』(全米10位)、Hopeless Recordsに移籍して2012年に5thアルバム『Vulnerable』(全米8位)、2014年6thアルバム『Imaginary Enemy』(全米14位)をリリースした。
2015年2月、14年間在籍したギタリストのQuinn Allmanがバンドを脱退。後任としてSaosin(加入後にSaosinから追い出されたらしい)のJustin Shekoskiが加入した。
2008年までに、アルバムの世界総売り上げは300万枚以上を記録している。
Current members
Quinn Allman — Guitar, backing vocals (2001–present)
Jeph Howard — Bass guitar, backing vocals (2001–present)
Bert McCracken — Lead vocals, piano, keyboards (2001–present)
Dan Whitesides — Drums, percussion (2006–present)