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正直、このアルバムでは最もとっつきにくい部類。だけど皆さん、この曲思っている以上に格好良いですよ。じつは曲中盤からアルバム随一の疾走をみせるし。この曲のウリはまず最初のスローパートでのスコットの重厚で威厳あふれるドラミング。彼を「PAINKILLER]で代表されるスピードメタル・ドラマーだと思っている人は多いでしょうが、実はかれはドゥームメタルっぽい曲もプログレ系もロックンロールもバラードも上手いんです。そしてリッパ-のVoはやはり低音域での表現力こそ最大の武器! やはり僕は高音域での艶と表現力はロブに一日の長があると思うので、現在のPRIESTが中・低音域をメインにした作曲をするのは必然的だと思います。そしてその中・低音域とのコンビネーションによってはじめてリッパ-の高音スクリームが生きてくるのです。そして曲前半のスローパートがあるからこそ、その対比により中盤の突撃パートが浮かびあがってくる。現在のPRIESTのキーワードは「コントラスト」でしょう。

中盤戦はかっこいい。が、新生プリーストの弱点「メロディーが弱い」ことも否めない。あまり記憶に残らないので☆1つ。

以前からジューダスプリーストのファンだった人には受けが悪いアルバムの曲ですが、全く別のバンドであると考えてみれば、新しい感じ方が出来ると思います。

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