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HUNGER OF ELEMENTS (2005年)
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HUNGER OF ELEMENTS
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解説 - HUNGER OF ELEMENTS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2013-06-02 11:53:29)

2005年発表の2nd。

ポーランドのペイガン人脈によるバンドですが、音自体は直接的なペイガン/フォークではなく、アトモスフェリックなキーボードがバンドサウンドを包み込み、神秘的・神話的・オカルティックな雰囲気を演出する、シンフォニック・ブラックそのものという感じの作風で、キーボード中心の音像などは初期LIMBONIC ARTに近い感じですね。メロディの傾向としてはミステリアス・クラシカルな感じで、民族性をダイレクトにではなく、神話方面から解釈したような雰囲気。

現実と幻想の境目を曖昧にするかのようなキーボードに包み込まれた中で、叙情的なメロディを紡ぎあげるトレモロ、バンドサウンドを抱擁するばかりでなく、キラキラした音色やフレーズを使い、更に音を日常から切り離していくキーボードなど、耳を惹く箇所はかなり多いです。戦争の真っ只中にいるかのような、殺気立ったヴォーカルも凄みが効いてますね…。ただ、ギターもキーボードも印象的なフレーズを引いていない、つなぎ/引きのパートがちょっと弱いのが玉に瑕でしょうか…マイナーなバンドで引きが上手いバンドの方が珍しいという気もしますけど。

ポーランドのペイガン人脈を追ってる方、アトモスフェリックなシンフォニックブラックが好きな方のどちらにもお勧め。ペイガン系はバンドによって民族要素の解釈が色々で、聴いていて面白いですね。



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