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HALO OF BLOOD (2013年)
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HALO OF BLOOD
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解説 - HALO OF BLOOD
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ヤングラジオ ★★★ (2013-06-02 18:53:53)

通算8枚目のオリジナルアルバム。
前作「Relentless~」は、メロディにキャッチーさが比較的たくさんあり、個人的には結構お気に入りの作品になった。
彼らの作品で言えば、やはり5枚目の「Are You~」と前作の7thが最もアメリカナイズされた作品という事になるだろうけど、それを言い換えればキャッチーさが盛り込まれた作品という事になる。

僕が彼らの作品を好きなのは、一風変わったメロディであったり、先を読ませない独特のリフ展開であったりする。
彼らをメロディック・デスと定義したとしても、そのジャンルの中でも似たようなバンドを見つけるのが難しい。
この個性こそが魅力であり、個人的には他のバンドに比べキャッチーさを求める割合は少ない。

この新作、キャッチーさだけを見れば、5thや7thには劣っている気がする。
でも、見方を変えれば、リフの魅力度から言えば、全然劣ってはいないし、むしろ勝っているとも言える。
彼らの場合、作品のキャッチーさが=作品の魅力度になっていない点が、評価しにくい理由の一つになっているんだけど、どちらにせよこのサウンドはやっぱり個性的で、貴重なバンドである事には変わりない気がする。

妙な計算が無いからこそ、こういった作風になるわけで、その点から言っても、らしい作品だと僕は思う。
全体的には、5thを境目に揺り戻しの現象は今作でも続いている。




2. 極太うどん野郎 ★★★ (2013-06-05 02:10:49)

プロデューサーにHYPOCRISYのピーター・テクレンを迎えてのアルバム。
とりあえず音質はバツグンであると言っておく。

私は様式美かモダンヘヴィネスかっていうところは重要視していない。
COBに求めるのはただ単純に「かっこいいかどうか」それだけだ。
このアルバムはパッと聴いて良いと感じた。そこが物足りなさを感じた6thと7thとの決定的な差だと思う。
表題曲の②Halo of Bloodはトレモロ&スタスタドラムでメロブラ風味、そんでもってアレキシの気合の入った叫びもCOB史上3本の指に入る。
③Scream For Silenceは歌メロがちょっとINFLAMESを思わせるミドルチューン。メロディーも良い。
⑦Dead Man's Hand On Youはゆったりとしたリズムで寒々としたムードの今までにないタイプの曲。こういう曲があるとアルバムが引き締まる。

ここ2作とは一味違う「聴く気が起きるアルバム」だと思われる。
アルバム全体の流れにも緩急があって好ましい。




3. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2013-06-24 12:28:27)

 傑作である。
 このバンドの何が好きかというと、アレキシの作るリフが格好良いところ。そして、音が良いところ。
 各楽器がほど良く分離され、それぞれが「こうあって欲しい」という音で鳴っている。ギターはエッジが立っているし、キーボードは千変万化、バックで雰囲気を盛り上げているかと思えば、流麗な、あるいは攻撃的なソロで、ギターとバトルを繰り広げる。ベースもドラムも巧者揃い。幾分複雑な楽曲を、きっちりリズムキープ、テンポチェンジ。
 私は現時点で初期3作と6thが未聴なので、なおさらピンとこないのだが、「メロディの劣化」という評価が良くわからない。初期3作が、そんなに素晴らしいのか。だが、代表作と言われる4th(これも疑いなく傑作)と、前作、そして本作を聴き比べても、リフの格好良さや、各楽曲の完成度の高さ、ツインリードのスリルなどと共に、ギターソロやキーボードソロ(そしてアレキシのVo.)が奏でる(歌う)メロディは、なんら変わりなく、というか楽曲の幅を広げつつ、「良い」としか思えない。
 本作は、聴き終えた時の印象や満足度が4thに似ており、全く感服させられる。
 リフマスターとしてのアレキシは、エディ・ヴァン・ヘイレンに似ており、一聴してキャッチーというか、メロディアスというか、格好良くも耳にすっと入って来るリフが、実は何気に複雑だったりする(私はそれを「変態リフ」と呼んでいる)。本作も変態リフがバンバン出てくる。
 最後にもう一度。本作は傑作。




4. AssGram ★★★ (2013-07-21 20:19:17)

 6th "Blooddrunk"で一旦頂点を極めたブルータル路線から7th "Relentless Reckless Forever"でメロディアス度を回帰させ、その傾向をさらに強めた今作"Halo Of Blood"。と一言で片付けてしまうのは簡単だが。。。

 自分は勿論初期4作は好きだが、チルボドらしくないといわれる5th, 6th, 7thなんかも意外と好きなのでよく分かるから言う。多分今作は初期4作が好きな人にとっては気に入るだろうが、5th, 6th, 7thが好きな人にとっては全曲気に入るとは考えにくい。とは言っても誰でも楽しめるだろう曲も勿論いくつもある。音楽性としては丁度良い位置に落ち着いたというところだろうか。サウンドは勿論前作7thにも近いし、4thにも近いといえば近いが、それでいて2th以降のどのアルバムに入っていてもおかしくない曲が顔をそろえている。

 そういう意味では、誰の期待も裏切らない、駄作になりえない良作、と言ったところだと思う。

 敢えて難点を言えば、アルバム全体の完成度に対してそのアルバムの顔となる1,"Waste of Skin" が弱いかな、というところが一つ。いやいい曲なんだけど、リフが複雑すぎて曲の構成まで複雑になっているところが、初聴の人にとっては入りにくいかな、と思う。そういうところが、決してそうだとは思わないのだが、「メロディの劣化」と言い換えられているのかな、と思う。それは他の曲にも多少言えることで、もう少しキャッチーさがあっても良かったかなと思った。だから初めてチルボドを聴く人に渡す一枚は相変わらず3thか4thで変わらない。

 さらに細かいところに突っ込むようだが、コーラスの終わり方がしっくりこない曲もいくつかある。。。が何度も聴いているうちに慣れてきた。

 長くなったけど結論を言えば、3th, 4thの衝撃には劣るが、完成度は肩を並べる良作である。いや逆を言えば、4thが凄すぎるでせいで他のアルバムが霞んで見えるところも正直あるから、それを差し引いて考えれば十分傑作である。それはどのバンドにも言えることだけどね。

 気になるのは、ここでこれまでの全路線の集大成のような形をとった今作を作った後これからだ。次作がどうなるのか。Children Of Bodomは成長し続けるバンドだと安心して信じているから、次も今作とは一味違った作品を期待している。



5. IWSK ★★ (2013-08-27 17:25:56)

初期に戻ったという声があり初期ファンは満足かもしれないが、なんかブルータル度が足りない気がする。キャッチーさも少ないため、一曲一曲のインパクトもあまりない。一般的にはアレキシのブチ切れた感じがなく、COBの作品の中では比較的安定かつ安心できる作品ではないだろうか。まだあまり聴いていないため、聴きこめば今後の評価が変わるかもしれない。


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