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Drohtnung (Usher-to-the-ETHER)


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Drohtnung

2012年発表の1st。

作風的には、ノイズと鬱ブラックを掛け合わせた…という感じですが、聴き手のイマジネーションを刺激するノイズと、聴き手を絶望のどん底に叩き込む鬱ブラックの相性は悪いはずもなく、正に負の連鎖という感じのネガティブ極まりない音になってますね…。最早悲壮感とか通り越してて、霊的な何かを感じる音。一言で言うなら「霊界ラジオ」。

ノイズが聴き手の耳を聾しながら空気を揺らし、そこに鬱ブラック特有の気が滅入るメロディを垂れ流して出来る音像は、まるで霊界に向けて発信される電波のよう。ガシャガシャいうドラムも、ヴォーカルの気が触れたような絶叫も、霊障の一部としか思えなくなってきますもん。ゆるゆるとノイズを垂れ流しながら展開する4曲目のアンビエントも、素晴らしいまでの墓場っぷり。

ちなみにラストの曲ではDROWING THE LIGHTのAzgorh氏がヴォーカルでゲスト参加してます。DTLのこのシーンを牛耳ってる感は半端ないですね(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2013-06-28 21:13:35)