2009年9月3日から2ちゃんねるニュース速報VIP板に投稿された長編戯曲小説で、メディア化に伴い「まおゆう魔王勇者」という名称も用いられている作品。元々は立て逃げされたスレッドを乗っ取る形で開始、気付いたら文字数にして86万文字を超える大長編となった大河ファンタジー小説となった。
2010年には桝田省治が橙乃に声をかけたことをきっかけに出版社やツイッターユーザーを巻き込み、書籍化への大きな足がかりを作る。そして、ついに「まおゆう魔王勇者」として2010年12月29日、エンターブレインより書籍として書店に並ぶことになった。後にアニメ化も果たす。
ストーリーは魔王を倒しに来た勇者を経済的合理性と色仕掛け(実際には命がけ)で説得し世直しの旅に出るというもの。随所に散らばる経済用語や難しい単語の解説を用意するなど、経済などに疎い読者への救済処置をとっているのも特徴。