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IWSKさんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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ADAGIO - Underworld ★★ (2016-01-19 23:51:39)

ずっと探していたものがやっと買えた。音楽性はSymphony Xと似たような部分があるがこちらの方がクラシック寄りのため敷居が高い。本作で加入したキーボードはプレイを聴くかぎりクラシック出身者だと思ったが、本当にその通りで、彼の奏でる旋律は正確さと美しさの両方を兼ねている。もし、彼がいなかったらここまで上品で高貴なプログレになっていなかっただろう。大作志向のものが多くてこの手が苦手な人は手に取りたくないかもしれないが、メロディや曲展開は決してつまらないものではないからコンポーザーの能力に終始脱帽する。一曲だけでもいいから聴く価値はあると思う。


ALL THAT REMAINS - ...For We Are Many ★★ (2013-08-17 23:47:26)

ALL THAT REMAINSの中で一番最初に聞いたアルバムである。結構いいアルバムですね!


ALL THAT REMAINS - A War You Cannot Win ★★ (2014-05-14 19:32:14)

前作に比べ本作はバラエティ豊かな作品に仕上がった。怒りと悲しみに彩られたVoと破壊力が高く時折煽情的なプレイを聴かせてくれるギターワーク、苛烈なアンサンブルを聴かせてくれるリズム隊が奏でる従来のメタルコアに加えて本作は新たな要素が加わった。もちろんこれらの曲もさらに磨きがかかっている。しかしメロディアスなバラード、クリーンパートを多く取り入れた彼ら流のポップタイプの曲、アコギを導入したインストがあることで幅広くなったと思う。この方向性がヤワだと言う人もいるが、一本調子だった前作より進化しキャッチーなフレーズも増えた。彼らは変化を恐れず常に前進しているバンドだと心底思った。


ALL THAT REMAINS - Behind Silence and Solitude ★★ (2013-08-17 23:51:48)

これは現在のようなメタルコアではなくメロデスであるが、意外とよい。ただ、キャッチーさが少なく、voのクリーンがないのが少し残念。


ALL THAT REMAINS - The Fall of Ideals ★★ (2015-01-22 23:46:53)

ここに来て一気にメジャー感が増したと思う。その証拠にクリーンVoの増強、キャッチーなメロディラインが挙げられる。ツインギターのハーモニーはかっこ良く技術も向上し彼らならではの味が出でいる。一曲目ばかりが強調されるが他の曲の質も高く最後までテンションや疾走感を損なうことがなく聴けるためメタルコアの部類では良く出来たものだ。メロデス的なアプローチをとるのもこれまた良い。ずばぬけたものはないが王道メタルコアの正しいあり方を示した一枚だと思う。


ALMAH - Almah ★★ (2015-11-22 23:57:08)

Angraとは違うアプローチをしているのかなと思ったら意外とそうではなかったという意味では無難。しかし、これと近年のAngra双方に言えることなのだが楽曲に面白みがないという欠点がある。せっかく豪華なゲストを招いているのに個性が反映されていないことも問題だ。一人で書いた結果がこれだとファンは満足しないと思うのでソングライティング能力を向上してほしい。


AMARANTHE - Amaranthe ★★ (2014-09-26 23:48:07)

サウンドはIn FlamesやSoilworkで女性Voはシンガー交代後のNightwishといいとこ取りなんだが商業的に成功出来る要素がある。なぜならメタルを軸にしつつも非常にポップで聴きやすく男女クリーンVoは親しみを持てる声質だからだ。トランス系の要素もあるのでメタラーにはウケが悪い気がするが普段メタルを聴かない人にとってはおすすめ出来るし若者向けの音楽でもある。日本のバンドに例えるとBlood Stain Childが一番近いかな。個人的に長らく聴ける自信はないが流麗なギターソロとキャッチーなサビは評価する。これらがなくなったら終わりだな。


AMARANTHE - Massive Addictive ★★ (2015-01-15 23:55:18)

メロディラインがTOP100などのチャートものの流れを汲んでいるので大衆向けの作品になったなというのが第一印象。多少気になっていた軽薄なシンセはあまり感じられない反面楽曲に占める割合が増えたこと、メタリックな部分を減らしポップでキャッチーな部分を強調したことの二点も本作のポイントと言えるだろう。スクリーマーの交代はそんなに気にならなかったが、大衆向けに走るとヤワになるというこれまで危惧していた部分が露呈しまった。特にDrop Dead CynicalのPVを観たときには痛切に感じた。作品全体について述べるとかつてあったメロデス的な部分は感じられず、ギターソロも全曲にあるわけではないのでやや不満を抱いた。本人曰くこれが新しいAmarantheみたいだが個人的には受け入れられない。マンネリ化防止にはいいが彼らには売れ線ポップスの要素を楽曲に組み込んでほしくないため別の道を探ってもらいたい。


AMARANTHE - The Nexus ★★ (2015-03-20 23:52:00)

前作より分かり易くキャッチーなメロディにも磨きがかかった一枚に仕上がった。トランス系の曲はメタラーとして好まないものの流麗なギターソロや聴き手を飽きさせない曲構成、フックのある歌メロ、ボーカルの配分は評価に値する。分かり易いため飽きが来るのも早いが初めて聴いたときのインパクトは絶大で誰でもすんなり馴染む。また、モダン系のリフが使用されているがそこまで重くなく全体的にポップなのでメタルが苦手な人にもおすすめ出来る。ここまでキャッチーだと売れ線狙いの一面もあるかもしれない。でも特筆すべき部分も兼ね備えているのでそこは評価すべきだと思う。


AMORPHIS - Tales From the Thousand Lakes ★★ (2015-07-28 00:00:20)

In Flamesもそうだったがこちらも惜しみなく北欧民謡フレーズを惜しみなく使っている。メロデスという言葉や定義がなかった当時、流行に乗らず自らの音楽性を追求した姿勢はチャレンジャーといか言いようがない。デスメタルにしては遅くどちらかと言えばドゥームで、ボーカルはデスとクリーンの両方があり、しかもメロディアスで哀愁たっぷりだ。さらに題材がカレワラなのでますますとっつきにくい。そんな作風だから当然論争も起きたと思う。しかし異色中の異色だからこそ他の追随を許さない孤高の存在となれたのだろう。また2ndで冷たく重い雰囲気を表現できている点も評価すべきだ。


AMORPHIS - The Beginning of Times ★★ (2015-09-03 00:00:47)

マンネリ化と言ってしまえばお終いだが、ここまで来ると孤高の域に達したとしか言えない。良質な北欧民謡メロディは過去最高の出来栄えなので名盤と謳う人がいてもおかしくない。大半がミドルテンポで構成された本作だが、へヴィな部分も残しているあたりはメタルバンドらしい。音楽性の幅も広がり、北欧メタルに必要なものをすべて詰め込んだように思える。このバンドをメロデスの範疇で語るには異質すぎてあまりにも難しく、万人受けではない。しかし長年の経験の結果がこれならそれはそれで受け止める。堅実に自らの音を追求した者のみが辿りつける境地に達したことを証明した一枚だ。


ANCIENT MYTH - AURORA ★★ (2013-08-28 22:34:37)

日本人らしいシンフォニックメタルで、アニソンっぽい。一皮むければ更によくなると思う。


ANDI DERIS - Come in From the Rain ★★ (2013-08-17 23:54:57)

このアルバムを一言で表現すると、ANDIらしいアルバムである。⑤はよいが、後の曲は少し退屈。もう少し疾走曲を増やしてほしかった。


ANDI DERIS - Million Dollar Haircuts On Ten Cent Heads ★★ (2015-01-14 23:53:09)

正直1stはかなり退屈なアルバムだったし2ndも未聴ということで本作を買わない予定だったが中古屋で安かったので買ってみた。出来の方は予想より遥かに良く退屈することがないまま彼の世界観に引き込まれた。ギターソロやツーバスが目立ったせいで一部の曲ではへヴィな仕上がりとなり、それと同時にあの独特でポップなメロディのアンディ節も健在である。また彼のソロアルバムには人柄もにじみ出ているのでそこも注目すべきポイントである。これが今のHelloweenに求められる音楽性ではないがバラエティ豊かな作品であることを考慮すると90年代のHelloweenなら演奏している可能性は高い。1st,2ndの反省点を踏まえて仕上げた今作はどこから聴いても彼らしい音楽が詰まったソロ作品の最高傑作である。


ANDRE MATOS - Time to Be Free ★★ (2014-05-27 23:48:31)

ViperやAngraのような感動を覚えることはなかったが少なくともShamanよりはいいと思う。②のようにメタルとクラシックの融合は彼が最も得意とする分野でありきちんとクラシックを学んでないと書けないと思う。メタリックな部分も過去最高といっていいほど強くなりプログレッシブな面もこれまで以上だ。Moonlightのリメイクはエピックではあるもののプログレッシブになったせいかかえって冗長である。個人的には原曲がいいがこっちの方がいいという人もいるので聴き手によるかな。Journeyのカバーはハイトーンボイスの持ち主である彼にはピッタリの選曲なので少なくともハズレはない。決め手になる曲は少ないものの質は高いのでとりあえず原点回帰+αかな。さすがアンドレ。


ANGRA - Angels Cry ★★ (2013-08-17 23:58:36)

②④⑨は名曲!捨て曲もあるが、一度は聴いたほうがよいでしょう。


ANGRA - Aurora Consurgens ★★ (2013-08-18 00:11:20)

①⑦のように、民族的なエッセンスを取り入れた曲はオリジナリティがあってよい。ただ、全体的にみるとプログレ色が強まったため、少々退屈である。クラシックとの融合はどこにいったの?


ANGRA - Fireworks ★★ (2013-08-17 23:59:56)

地味なアルバムであるが、たまに聴くと意外とよかったりする。特に③は。


ANGRA - Rebirth ★★ (2013-08-18 00:03:10)

ANGRAといえば、これが名盤!途中でダレることもなく、一気に聴ける。また、捨て曲もゼロ!アンドレ時代よりもいいぞ!


ANGRA - Temple of Shadows ★★ (2013-08-18 00:06:28)

前作は傑作であったが、今作も同等のレベルのアルバムである。特に、②や⑧のように女性Voを取り入れたところがよかった。⑬はRPGのエンドロールを連想させる。


ARCH ENEMY - Anthems of Rebellion ★★ (2013-11-11 20:06:52)

彼らの作品の中では不評とされているが、聴いた感じではそこまでひどくなかった。確かにリフはこれまでみたいに複雑かつテクニカルではないものの、シンプルかつライブ映えしそうなタイプが大半を占める。中には数えるほどしかリフがなかったりギターソロ自体がなかったりする曲があるが、それでもキラーチューンは存在し短いながらもインストもあるのでそのへんは流石と言うべきか。特筆すべきはダニエルのドラミングで前作よりも速さ、グルーヴ、凶暴性を極めている。あえて欠点を言うのであれば日本人向けというよりアメリカ人向けであることや、キャッチーさが前作より劣っているというような点かな。


ARCH ENEMY - Black Earth ★★ (2014-08-21 23:46:24)

Carcassの名残がまだ残っており本作が最もデスメタル度が高いと思う。しかしデスメタルにしてはリフの展開が複雑でソロはメロディアスでしかも曲の途中にアコギのパートが入ったりと他のデスメタルとは違う点がいくつかある。近年のような明るさは皆無で禍々しく邪悪ながらも聴かせるところはきっちり聴かせている。まさにHeartworkの発展型と呼んでもいいだろう。これで初期三作全てそろったがアンジェラ加入後キラーチューンと捨て曲の差が激しいのに対し初期三作はどの曲も平均的に質が高いことがこれで分かった。


ARCH ENEMY - Burning Bridges ★★ (2013-08-18 00:16:37)

Root of All Evilを聴いて原曲と比較したかったから買ってみたが、神アルバムである。ヨハンのほうもいいぞ!


ARCH ENEMY - Doomsday Machine ★★ (2013-08-18 00:24:09)

前作の反省でようやく本来の姿に戻ってきた。Arch Enemyの中ではもっともテクニカルなアルバムである。捨て曲もあるが③はキラーチューン!


ARCH ENEMY - Khaos Legions ★★ (2013-08-18 00:42:54)

これ最初聴いたとき、印象に残ったのが②③⑤しかなかった(多分他の曲にキャッチーさがなかったからだろう)。しかし、じっくり聴くとそれほど悪くないアルバムなので買って損はしない。SlayerやMorbid Angel、Carcassっぽい部分もある。


ARCH ENEMY - Rise of the Tyrant ★★ (2013-08-18 00:33:12)

初めて女性のデスボを体験したアルバムであり、また初めてArch Enemyを聴いたアルバムである。当初、女性のデスボに抵抗感があり演奏はいいが声がイマイチということで聴くのを見送っていたが、とあるきっかけでライブのDVDを見てこれは凄いと思うようになりこのアルバムを聴くようになった。捨て曲もなくキャッチーでありテクニカル!マイケルの泣きのギターも過去より冴えている。これぞArch Enemyの最高傑作だ!


ARCH ENEMY - Stigmata ★★ (2014-05-15 23:47:52)

意外と知っている曲が少なく新鮮さがあった反面キラーチューンの少なさとスピード感が足りないこととアンジェラで慣れたせいかヨハンの声に不満があったという2nd。まあ初期三作の中では地味な部類に入るし、ミドルな曲が多いのも事実といったところか。本作でドラムをプレイしたピーターは下手なドラマーではなくむしろ上手いと思う。実際ミドルの曲ではダニエルよりもテクがある。しかし速い曲になると不向きなんだなということがよく分かる。ダニエルの方が良くスピード、凶暴性、グルーブを兼ね備えているからこのバンドには彼が必要だ。本編で気に入ったのは有名曲の①、サビがかっこいい③、終盤のギターソロが熱い⑫かな。ツッコミどころとしては前作のタイトルである⑥があることとなぜか本編に入らなかった⑨かな。特に⑨はかっこいいし彼ららしい音楽だと思うけどなー。


ARCH ENEMY - Wages of Sin ★★ (2013-08-18 00:20:15)

前半の流れはよいが、ラスト二曲を除く後半はダレる。②はもろメガデスで⑩はマイケル・シェンカーの影響を受けているな。


ARMAGEDDON - Embrace the Mystery ★★ (2015-02-14 00:00:12)

前作はメロデス路線だったがここで正統派のHR/HMへとシフトしたのは自然な流れである。なぜなら前作のままだとArch Enemyとかぶってしまうので差別化をはかるために必要な措置だったからだ。そのため彼が影響を受けたイングヴェイやマイケルシェンカー等のギタリストの影響がはっきり表れている。④や⑦のような異色ともいえる楽曲があるがそれは彼の音楽性の幅広さを物語っているともいえる。正統派ということで80年代の焼き直しと思われがちだが個性のアピール、彼なりの解釈方法をすることでオリジナルの正統派HR/HMに仕上がった。またリズム隊が強力なメンバーなのでプログレ的なエッセンスも感じ取れる。質は高いが過剰に期待すると消化不良になってしまうので彼の別の一面が見たい人におすすめ。


AS I LAY DYING - An Ocean Between Us ★★ (2013-08-18 00:57:45)

メタルコア系のバンドではダントツ一位!多分メタルの要素が他のメタルコア系のより多いからではないかと思います。


AS I LAY DYING - Awakened ★★ (2013-08-18 00:54:58)

あまり聴いていないけど、これ最高傑作だと思います。余談ですが、book offで500円で買いました。


AS I LAY DYING - The Powerless Rise ★★ (2013-09-12 09:21:02)

前作と比べると北欧系のリフよりオールドスクール、デスラッシュ色が強まった。また、メロディ重視の曲より爆走曲が多いのも本作の魅力であるといえる。前作ほど名曲は少ないが、これもなかなか良く一気に聴ける。所々All That Remainsっぽい曲もあったけど・・・


AT VANCE - Dragonchaser ★★ (2015-10-04 23:48:19)

出だしは好調、レベルも上がっている時点で進化したことは確実で、評判より良い評価をしたくなる。しかし半ばからテンションが落ちてしまう。前作、次作が名作扱いでこれが駄作になるのは前述の理由が大きな要因だと思う。恒例のクラシックとABBAのカバーをやる暇があるならオリジナルの方に集中すべきでは。


AT VANCE - Heart of Steel ★★ (2015-09-03 23:53:35)

1stも良かったが2ndで更なる上のレベルに達したと思う。それは②を聴いた時点で実感できた。ベタなネオクラではあるが反面当たり障りもなく聴けるのが良い。その他の曲もなかなか良く少なくともハズレはない。恒例となるクラシックや他バンドのカバーも分かり易い形で表現していると思う。


AT VANCE - No Escape ★★ (2015-09-24 23:43:09)

1stだが中心人物がズブの素人ではないため当然質は高く、ネオクラ好きにはたまらない一枚であろう。曲はアップテンポで分かり易いものが多く、カバー曲も誰もが知っているものを選んでいる。イングウェイと同じベクトルを持っているので、これが80年代だったらギターヒーローの仲間入りになっていたかもしれない。


AT VANCE - The Evil in You ★★ (2015-12-16 23:47:50)

ここにきてボーカルチェンジがあったが前任者と似たタイプなので問題なく、基本的に今まで通りの路線である。ただその影響で音楽性に微妙な変化が見られたがこれくらいは許容範囲。前作が名盤のためこれのインパクトが弱くなってしまうのは仕方のないことだと思う。やはり平均越えで評価が止まっている楽曲が多すぎるのと、ベター過ぎるカバーのチョイスが原因か。


ATREYU - Congregation of the Damned ★★ (2015-11-25 23:47:40)

過去作もそうだがメタルコアにしては音が軽すぎる。しかしリードギターのフレーズは普遍的だけれども印象に残るし、今作はVoのメロディにも気を配ったのかこちらも頭に残りやすい。こういった部分は正統派の影響が強く、メタルコアと上手くシンクロさせている。高い技術をもつバンドとは言い難いが、無駄な要素を省きキャッチーなメロディで勝負するスタイルも大事なことだろう。


ATREYU - The Curse ★★ (2015-09-10 23:54:14)

メタルコアだけど80年代のHR/HMが彼らのバックグラウンドでありその影響が強い。そのせいで普通のメタルコアより物足りなさを感じてしまったが曲自体はそれほど悪くないと思う。印象に残ったのがオリジナルではなくBon Joviの禁じられた愛のカバーなので一曲でも突出したものがあればもっと良かった。


AVENGED SEVENFOLD - Avenged Sevenfold ★★ (2013-08-18 01:01:19)

①②③は名曲。他はたいしたことない。


AVENGED SEVENFOLD - City of Evil ★★ (2013-08-18 00:59:32)

アメリカのバンドにしてはいいほうだと思う。しかし、自分は次のアルバムのほうが好みである。


AVENGED SEVENFOLD - Nightmare ★★ (2013-11-11 20:21:17)

レヴが亡くなったことがこれほどまでにアルバムに反映されるとは・・・。以前のような曲もあるが、よりダークで雰囲気が重苦しい方向性に持っていっている。カントリー調の曲やバラードが増えたのもレヴが亡くなった影響ではないかと思う。それにしても、マイクポートノイがレヴに近いプレイをしてくれたことが一番嬉しかった。まるでレヴが叩いているように聴こえる。ダレる部分もあるが、レヴの遺作でもあるので私達は真摯にこのアルバムと向き合わなければいけない。そして、買って損をしたと思ってはいけない。このアルバムで優れたアーティストを失った現実を突き付けられた。


AVENGED SEVENFOLD - Sounding the Seventh Trumpet ★★ (2014-08-23 23:44:38)

メタルコア、メロスピ、スクリーモ、メロコア等様々なジャンルの音楽が詰め込まれているためどのカテゴリーに属しているか分からないし、今では考えられないほどグロウルが多用されている。カオスで先読みが出来ない展開からするとプログレッシブメタルコアと呼んでもいいが影響を受けた音楽を取り入れた結果かえって全部混ぜということになりまとまりがない。それでも幅広い音楽性は今後役立つことになり楽曲もさらに洗練されていく。いわばこれは原石みたいなもんだ。まあ1stだし若いっていうこともあって多少の粗さがあるのは仕方ないがこういう音楽を今後やる可能性はゼロに等しいのでこれはこれでありだな。


AVENGED SEVENFOLD - Waking the Fallen ★★ (2014-09-08 23:46:43)

やりたいことがハッキリしたせいか前作よりもまとまりのある楽曲が増えた。メタルコアやグロウルは本作もあるが、なんといってもストリングスを取り入れたりよりメロスピに接近した部分があることが前作との大きな違いだろう。ツインリードにも磨きがかかり叙情系のソロも聴ける。3rdまでにはいかないがその点を踏まえると進化し比較的曲構成もシンプルになった。メロスピやストリングスを取り入れた楽曲がいい反面メタルコアやグロウルの入った曲がどうしても浮くのが欠点。


AXENSTAR - Far From Heaven ★★ (2015-11-26 21:56:40)

ソナタと同路線のメロスピで、あちらよりインパクトが弱いものの北欧系特有の美旋律はこちらにもあり、将来ソナタの後継者になることを約束されたかのような作品だ。コンパクトで聴きやすく疾走曲が多めな点が良い。今のままでは悪くないで終わりそうなので全体的に工夫を凝らすともっと良くなるかも。


BLESSTHEFALL - Awakening ★★ (2015-10-16 23:50:37)

これまでスクリーモで語られていたが今作はメタルコアとして語っても良いと思う。よりメタリックになった要因としてオブリの多用、タイトになったリズム隊が挙げられる。②なんてまんまメタルコアだ。いくつか激しい曲があるが、中にはメロディアスなものもあり後半でそういった曲が目立ってくる。過去ないくらい曲のヴァリエーションが増えバランスもとれている。


BLESSTHEFALL - His Last Walk ★★ (2014-06-02 23:40:27)

一応スクリーモなんだが限りなくメタルコアに近い。アーティスト写真から想像できないような強烈サウンドやスクリームを聴かせてくれる。ソロがないのは残念だがリフの組み立てはセンスを感じる。若者らしさがプラスに働いているためデビュー作としては合格点。


BLESSTHEFALL - Hollow Bodies ★★ (2015-10-21 23:43:44)

前作がメロディアスだったのに対し今作は前作に欠けていた激しさが戻ってきた。まくしたてるリフはもちろんシャウトはより強烈になった。また今作ではブレイクダウンとエレクトロの融合や、⑥のようにストリングスとピアノを取り入れたこと等新たな試みを行い、リスナーの幅を広げようとしている。ちなみに⑩は某メタルコアバンドのオマージュにしか聴こえないので、訴えられたら確実に負けである。メロディやギターソロを重視する人は前作のほうが良いかもしれない。


BLIND GUARDIAN - A Night at the Opera ★★ (2016-03-03 22:55:14)

一体何トラックにおよぶ多重録音だと言いたいくらい音の圧力がすごく、クワイアも過去最大級のものとなっている。ひたすら練り込んだというのは分かるが、一曲一曲が長く曲構成が複雑なため初期ファンが遠ざかる要因を作ってしまっている。ある程度耳が肥えている人や感性が人数倍優れている人、音楽理論が分かる人しか理解出来ないだろうな。


BLIND GUARDIAN - A Twist in the Myth ★★ (2014-06-16 23:46:47)

前作から4年という歳月は長すぎるかもしれないが、各楽曲の綿密な出来栄えに納得した。④のように異質な曲もあるがこれは新境地に入ったとしかいえない。クワイアの壮大さや民族音楽、オリジナルの世界観があるからこそ彼らのファンタジックなメタルは他の追随を許さない。新加入のドラマーは前任者よりプログレッシブな叩きかたをするため大いにバンドに貢献している。ただ疾走曲が少ないのと決め手になる曲がないのが残念かな。比較的質は高く彼らにしてはコンパクトだけど・・・


BLIND GUARDIAN - Battalions of Fear ★★ (2013-08-18 01:06:10)

勢い重視で多少物足りなさを感じるが、デビュー作なのでまあいいでしょう。しかし、今後の作品の基礎となる部分はできている。


BLIND GUARDIAN - Follow the Blind ★★ (2013-08-18 01:08:27)

前作よりはよい。②と⑧は名曲。個人的にはインスト曲が気に入りました。


BLIND GUARDIAN - Imaginations From the Other Side ★★ (2013-08-18 01:17:45)

クワイアが壮大になり、曲展開も複雑かつ多様性を帯びる作品となった。これまでのようなパターンを一歩推し進めた形となっている。トータルタイムもちょうど良い。


BLIND GUARDIAN - Nightfall in Middle-Earth ★★ (2013-08-18 01:19:31)

大作というのはこのようなアルバムである。コンセプトアルバムとしてはよいが、少し疲れる。リフやリズムのパターンが大幅に増えた。


BLIND GUARDIAN - Somewhere Far Beyond ★★ (2013-08-18 01:14:31)

一番最初にBlind Guardianを聴いたアルバムで、文句なしの傑作!しかし、彼らの快進撃はここからである。


BLIND GUARDIAN - Tales From the Twilight World ★★ (2013-08-18 01:11:13)

過去二作品より洗練されたアルバムである。疾走感は相変わらずといったところか。


BLOOD STAIN CHILD - Silence of Northern Hell ★★ (2013-08-28 22:40:59)

ボーカルのデスボの弱さとサウンドプロダクションの悪さを除けば、名作である。COB,Nightwish,Dimmu Borgirの影響を強く感じさせるだけではなく、クサメロ充実のため日本人好みの作品に仕上がった。日本にこんな凄いバンドがいたのかとつくづく感じさせられた。このバンド、私は1stまでかな。


BULLET FOR MY VALENTINE - Fever ★★ (2013-08-18 01:29:34)

前作は勢い重視であったが、今作は古典的な要素も含みサウンドに重みを増した。しかし、ブレットらしさは健在。彼らは常にメタルを現在進行形に直している。⑤と⑩のギターソロはマイケル・アモットっぽい。


BULLET FOR MY VALENTINE - Scream Aim Fire ★★ (2013-08-18 01:24:30)

一曲目でハマった。若いということがプラスに働いていて、アルバム全体にエネルギーが満ち溢れている。これぞ新世代型メタルということを示したアルバムだ!あえて苦言を言わせれば似たような曲が多く、ドラムのリズムパターンが単調。


BULLET FOR MY VALENTINE - Temper Temper ★★ (2013-08-18 01:34:12)

これ結構レビューでたたかれているけど、そんなに悪いアルバムか?前作のようなキラーチューンは少ないが、アルバムを最初から最後まで通してみると意外といいよ。路線が外れてブレットらしくないわけではないし。


BULLET FOR MY VALENTINE - The Poison ★★ (2014-06-04 00:13:28)

メイデン+メタルコアという印象を最初聴いたときに持った。一応この頃はエモ・スクリーモと呼ばれていたかもしれないが、それにしてはヘビィだし時には正統、メロデスの要素もあるので間違いなく新世代メタルである。先人達のスタイルをしっかり勉強し、自分達の音も作っているので真摯にメタルを追求しているなと思う。ギターの自己主張は多分これが一番強く、曲もワンパターンではなく必ずキャッチーな部分があるところが良い。技術は普通かもしれないが若いメタラーの教科書になることは確定だ。これで全作品聴いたことになるが、おそらく彼らの名盤はインパクトも含めてこれになるかもしれない。こういうバンドがメタルシーンを引っ張っていかなければならないと強く実感した。イギリス出身というのも強みになるね。


BURNING IN HELL - Believe ★★ (2014-09-27 23:44:22)

ギネス記録を持っているというギタリストがいるので買ってみたがほぼ全編に渡って疾走メロスピのオンパレードなので最高だ。ギターの乱舞は凄まじくDragonforceと同じくらい暴れている。ブラジル出身ということでAngraの影響が強いが当然スピードはそれよりも速く、音楽性ではシンフォニックな部分を取り払ったPathfinderに近い。ただメロディにフックが欠けているのでそこを修正すればさらに良くなるだろう。意外にもベースの自己主張が激しいのが何気に印象に残った。ピロピロギターが聴きたい人におすすめの一枚。


CAIN'S OFFERING - Gather the Faithful ★★ (2014-03-08 15:11:41)

初期ソナタらしさを期待していたが実際聴いてみるとそのような曲は少なかった。しかし良質でメロディックな北欧メタルとして聴くとかなりいいアルバムだと思うし、楽曲がソナタの頃と比べてよりプログレッシブになっている。一番の聴きどころといえばインスト曲だと思う。全体的にギターソロが少ないのでもう少しギターソロがあれば最高だった。ちなみに今ヤニはなにをしているのだろう?


CANNIBAL CORPSE - Bloodthirst ★★ (2015-01-16 23:55:47)

ジャケットが残虐な描写であるとともに音楽性も残虐極まりない。彼らの音楽はどれもたいして変わってはいないが混ざりものがないピュアなデスメタルであることは共通して言える。最初はどれも似たような曲ばかりで面白味がなかったが聴き進めるうちにはまっていく自分がいた。他のデスメタルバンドの影響はあるが彼らはやるべきことを最優先した結果このような仕上がりになったのだと思う。デスメタルの中では聴き易くリフもかっこいいためおすすめ。速くて残虐、これが正しい姿だ。


CARCASS - Heartwork ★★ (2013-08-18 16:21:44)

Carcassの中では一番好きな作品です!他のアルバムより聴きやすく、初期の作品が苦手な自分でも大いに楽しめた。理由としては、多分メロディーがいいからではないかと思う。特に、④がお気に入りです!


CATHEDRAL - The Carnival Bizarre ★★ (2015-11-27 23:50:42)

雰囲気がサバスっぽいなと思ったらなんとトニー・アイオミが参加していた。違和感なく溶け込んでいたからライナーノーツを読むまで気付かなかった。それだけサバスに認められていると同時に彼らの目指すべきサウンドがこれに提示されている。さてこの作品、ドゥームにしてはアップテンポなものが多く、また正統派、ストゥーナーの要素が強いことから暗く沈んだものではなく自然とノレる仕上がりになっている。本人達が音楽愛好家だからこそメジャー、時代に関係なくマニア向けの音作りを行えるのだと思う。


CHILDREN OF BODOM - Are You Dead Yet? ★★ (2013-08-18 16:28:53)

前作のような明るさはなく、モダンでダークな作品となった。この方向性を悪く言う奴がいるが、この手もありだと思う。①②③はBGMとしてテレビで流れたことがあるし。個人的にはCOBの作品で一番好きです。


CHILDREN OF BODOM - Blooddrunk ★★ (2013-08-18 16:33:05)

前作の反省により、前々作に近い作品となった。近いとはいえ、個人的には微妙。テクニカルさは追求されたものの、どこか足りない感じがする。


CHILDREN OF BODOM - Halo of Blood ★★ (2013-08-27 17:25:56)

初期に戻ったという声があり初期ファンは満足かもしれないが、なんかブルータル度が足りない気がする。キャッチーさも少ないため、一曲一曲のインパクトもあまりない。一般的にはアレキシのブチ切れた感じがなく、COBの作品の中では比較的安定かつ安心できる作品ではないだろうか。まだあまり聴いていないため、聴きこめば今後の評価が変わるかもしれない。


CHILDREN OF BODOM - Hate Crew Deathroll ★★ (2013-08-18 16:24:49)

一番最初にCOBを聴いた作品です。当時一日三回くらい聴いていたと思う。それぐらいかっこいい!名曲も多いしおすすめです!


CHILDREN OF BODOM - Relentless Reckless Forever ★★ (2016-02-07 23:26:49)

初期の頃と比べるとインパクトは薄れたが、相変わらず高いクオリティを維持したものを世に出してきた。中期の音楽性はそのままにリフや曲構成が良く練られたものになっており、安定感が出てきたと思う。バンド側はこれを含めて常に最善策をとってきたから、ある意味スルメアルバムな本作はもっと聴き込むと評価が上がるかもしれない。


CHILDREN OF BODOM - Something Wild ★★ (2015-10-07 23:48:36)

危なっかしい部分やまとまりのなさが目立つが、オケヒット、ギターとキーボードのかけあいというデスメタルになかったスタイルを提示した。当時これを様式美ブラックメタルとかいう訳の分からない名称で呼んでいたことも踏まえると斬新だったに違いない。今ほどモダンで洗練されている訳ではないがメロディに関していえば初期の方が良い。頭に残りやすい曲もあることから高いポテンシャルを感じさせる。


COLDRAIN - Through Clarity ★★ (2013-08-28 22:07:44)

カテゴリーはラウドロックとは言え、メタラーにもアピールできる作品である。B誌で八十点台だったので買ってみたが、非常に良い。曲数は少ないが、十分満足できる内容である。また、日本人離れしたサウンドもよい。


CONCEPTION - In Your Multitude ★★ (2016-02-04 23:34:40)

技術面においては本作が一番で、プログレにしては比較的分かり易い部類に入る。ただ冒頭から分かるようにこの方向に進んだのは失敗だと思う。これだとメロディの良さが減退するばかりかロイの魅力を殺しているようなものだ。そして曲がまあまあの出来なので人気が落ちるのも分かる気がする。


CONCEPTION - Parallel Minds ★★ (2016-02-02 23:47:36)

散漫な前作とは違い今作はよりまとまりのあるものになったと思う。楽曲は少しプログレに近づいたが比較的ストレートである。ロイの声はここで基盤が出来上がり音そのものにも影響してくる。本作に神秘的な部分が見られるのはそのせいだろう。


CONCEPTION - The Last Sunset ★★ (2016-01-20 23:42:31)

Kamelotの方がいいと言えばそれまでだが、あの妖艶な歌唱力はここでも聴け、バラードになると本領を発揮していると思う。中心人物はギターで、フラメンコ風のフレーズが最も印象に残った。北欧らしい湿り気のあるメロディはいいが、楽曲の出来はそこそこが多いため微妙な仕上がりなのが残念。


CRADLE OF FILTH - Cruelty and the Beast ★★ (2015-01-27 23:49:52)

この一枚でバンドの音楽性を決定づけたと言っても過言ではない。コンセプト自体も悪くなくダニの声質によりホラーな世界観がダイレクトに伝わる。プロダクションの軽さと長尺が欠点となっているが、それを補うあまりの壮大でドラマ性のある楽曲と声の使い分けは称賛に値する。またシンセが活躍しているためブラックメタル初心者におすすめ。ボートラであるメイデンのカバーは彼ららしい部分もあるがオリジナルに忠実な仕上がりとなっている。


CRADLE OF FILTH - Midian ★★ (2014-09-28 23:42:46)

Moi Dix Moisをそのままシンフォブラック化した②でやられた。最初に聴いたアルバムがThornographyだったのでCradle=メロデスという誤った認識があったが本作ではゴシック、メロデスの要素がありながらも基本的にはシンフォブラックなのでこれで初めて彼らの本領を知ることとなった。ダニの声は幅広くかつ病的なので聴いてるだけで気味が悪い。しかしそこが彼らの魅力でありホラーな演出に一役買っている。また曲によっては女性Voも取り入れているので聴き易い仕上がりになっている。


CRADLE OF FILTH - Thornography ★★ (2014-02-10 22:51:43)

Dimmu Borgirと同系列の音楽性とかねてから聞いていたのでやっと購入に踏み切ったが、これはいい意味で裏切られた。どう考えてもシンフォブラックではなくメロデスだろ、これは。路線としては決して悪くはなくむしろギターが前面に出ているし、曲構成も複雑さはなく聴きやすい。やけにオーケストラを取り入れるとどうしてもギターって引っ込みがちになるからなー。迷走期と言われた作品だが、個人的にはこの路線でもいいと思うし迷走すらしていない。違った一面があっていいと思うし、ジャンルの幅広さもうかがえる。もう一作この路線でいってほしいが原点回帰した近年では無理だろうなー。ファンからも不評だし。


CROSSFAITH - ZION EP ★★ (2013-11-01 22:08:43)

メタリックかつラウドなサウンドにエレクトロニカを導入しているので、初めて聴いたとき新鮮味を感じた。メタラーにはブラストビートがある⑥がおすすめ。Dir En Greyに続いて世界で通用するバンドなので、これからも頑張ってほしい。ただし、ダブステップやダンスミュージック等に走らずもう少しメタル寄りに。


CROW'SCLAW - Blacker than the Blackest Black ★★ (2013-08-28 22:47:45)

インストアルバムの中ではこれが一番!Arch Enemy,Testament等の影響を強く感じさせる。宅録にしてはクオリティが高く、サウンドプロダクションも問題なし。海外のバンドと勝負してもひけをとらない作品である。アルバム全体は重さに重点を置き、時には泣きのフレーズも入る。一聴して日本の同人サークルとは思えない。


CRUCIFIED BARBARA - 'Til Death Do Us Party ★★ (2016-01-21 23:49:44)

前作はパンキッシュで骨太なHRという印象を持ち、今作はそれをさらに進化させHMの要素を強めたと思う。その証拠にアップテンポな曲が増えたことや、女性とは思えない強靭で媚がないパフォーマンスが挙げられるだろう。課題は図太いサウンドに対してメロディが弱いところで、そこをクリアすればより深みのあるオールドかつモダンななHR/HMを展開できるだろう。マッツ・レヴィンがゲスト参加したのだから高い能力を持っているバンドだと思う。


CRUCIFIED BARBARA - In Distortion We Trust ★★ (2013-08-18 16:36:27)

ガールズロックバンドの中ではいいほうではないでしょうか。ベーシックなパターンが多いものの、きっちりしている点がよいと思います。


CRYPTOPSY - CRYPTOPSY ★★ (2016-01-22 23:46:06)

Cryptopsyはこれから聴いたのでみなさんがおっしゃるように原点回帰したと言われてもピンとこないが、音楽性はデスメタルそのものであるしバンド名を冠したタイトルだからその通りなのだろう。唐突にジャズが入る曲があるものの、エクストリーム系を上手くブレンドしセンス良く組み立てている。中でもドラムが素晴らしく複雑なプレイを軽々とこなしている。この人がいるからこそプログレッシブで攻撃力の高いデスメタルが成り立つのだと思う。


DARK LUNACY - The Diarist ★★ (2016-01-23 23:54:18)

これはメタル史におけるコンセプトアルバム最重要名盤で、レニングラード包囲戦という重苦しいテーマを見事描き切っている。所々に挿入されているロシア民謡、赤ん坊の泣き声、女性Vo等は場面を盛り上げるとともに、この戦争が悲劇であることを私達に教えてくれる。激しいパートは戦闘、悲哀に満ちたパートは包囲戦に巻き込まれた人々という表現を用いていると思う。叙情メロデスを聴くというよりは、戦争ドラマを観ているような感覚に陥ります。


DARK TRANQUILLITY - Character ★★ (2014-10-08 23:56:16)

一曲目を聴いた時点でダートラの最高傑作と確信した。音楽性は前作の延長線上にあるがよりアグレッシブに、プログレッシブになった。リフに関しては慟哭のメロディが復活し2ndや3rdの頃を思わせる部分もあったが当時の音楽性に回帰したというわけではない。そこで4thから加入したキーボードの存在が鍵となってくる。モダンで退廃的な場面もあるが美旋律をセンス良く奏でる場面では本領を発揮し今の彼らになくてはならない重要なものだ。本作の特徴としては過去と現在がシンクロしたというところだろう。モダンな部分もあるが古典的な部分も忘れていない。それでいて進化し続けるのだから素晴らしい。


DARK TRANQUILLITY - Damage Done ★★ (2014-01-08 22:24:59)

ダートラ初体験ですが、北欧メロデスが好きな私にとってまさにドストライクなアルバム。似たような曲が多くギターソロが少ないという欠点は抱えているけれども、疾走タイプの曲が大半を占めるので途中でダレることはない。哀愁漂うメロディやメランコリックな部分が強いため全ての楽曲がいい雰囲気を醸し出している。またキーボードも出しゃばらずいい仕事をしているのでさらに哀愁を増すのではないかと思った。


DARK TRANQUILLITY - Fiction ★★ (2015-04-21 00:10:25)

前作は過去と現在の音楽性をシンクロさせた最高傑作だったが本作はそれ以上の出来栄えだ。まずバラエティに富んだ楽曲で構成されている。マンネリズムに陥らず今までの歴史を総括しているようだ。次に表現力だがリフのザクザクした感触は切れ味を増した。また所々で聴けるキーボードはメタル系のアーティストにはあまり見られないデジタルエレクトロの音だが、鋭利な刃物のように冷たくどこかサイバーな部分もあり今回一番貢献度が大きかったと思う。これらはアグレッションを損なうことなく耽美なメロデスへと一歩前進した成果であろう。さらにクリーンボイスも復活した。抜きん出た曲がなくインパクトに乏しいととらえがちだが、逆に言えばどれも甲乙つけ難く素晴らしいということだ。


DARK TRANQUILLITY - Haven ★★ (2015-01-28 23:51:06)

前作は仕方なかったとはいえリスナーからすればやる気のないものに聴こえたが今作では前作の反省点を克服している。それを顕著に示したのがデスボとアグレッションの復活であろう。もうこれだけで復活の兆しが見えてきたようだ。終始退屈することなく彼らの世界観に浸っていたらあっという間に終わっていた。ミドルテンポ主体という点は克服出来ていないがメランコリックなメロディはそのままで前作から加入のキーボードのプレイを更にフィーチュアした結果新たな可能性を提示している。特にボートラのような明るい曲は新鮮に聴こえるだろう。冷気を纏った未来感のある雰囲気を重視した音作りはこの時点で欠かせないトレードマークとなった。この後今作と前作の音楽性が過去三作の音楽性とシンクロし素晴らしく劇的な復活を遂げることは言うまでもない。


DARK TRANQUILLITY - Projector ★★ (2014-09-29 23:47:56)

このアルバムはクリーンVoを多用しているということで全編クリーンかと思いきやデスも入っているので安心した一方、前作で聴けたソリッドでシンプルなメロデスは影をひそめてゴシックに転向していた。しかも大半がミドル、スローで構成されている。こんなのでは当然ファンは満足出来ない。しかしよく聴くとこれはこれでいいアルバムだと思うようになった。ミカエルのクリーンはなかなか味があるいい声だと思うし曲に上手くフィットしている。またダートラ節が完全に消滅したわけではなくゴシックでも充分に生かされ彼らならではのリフも健在だ。後にこのスタイルが過去三枚の音楽性とマッチして完全復活を遂げるので避けては通れない道だったと思う。このアルバムのような曲をライブでやるとさすがにしんどいが一曲一曲はとても優れている。たまにはミドル、スローのメランコリックなメロディに浸るのも悪くないかな。


DARK TRANQUILLITY - The Mind's I ★★ (2014-06-17 23:48:13)

また反省しなければいけないアルバムが増えてしまった。事前にこれはPunish My Heavenのような名曲もなく、中期以降のようにシンセを多用していないという情報を得ていたので中古があっても購入を見送っていた。最近安くなっていたので購入したが、何度でもリピートしたくなった。初期のIn Flames同様トラッドをふんだんに取り入れた美しくも哀しいメロデスが聴ける。とにかく激しさの中の悲しみがひしひしと伝わり、胸が締め付けられそうだ。どの曲も一切の無駄を削りキラーチューンが選べないほど駄作がない。私の中では北欧叙情メロデスの最重要名盤の一枚となりそうだ。ホント誤った判断をしないですんだなと思うばかりです。


DEATH - Individual Thought Patterns ★★ (2013-08-18 16:40:51)

これはデスメタルというよりプログレだな。こういう系統のデスメタル、結構好きだよ。参加メンバーの個性が発揮されたアルバムで、複雑かつテクニカルな曲構成が魅力である。今年で二十年経つが全然色褪せない。


DELAIN - Lucidity ★★ (2015-03-21 23:49:12)

元Within Temptationのキーボードを中心に結成されたバンドで、落ち着いた感じのある壮麗なシンフォ/ゴシックメタルを聴かせてくれる。このアルバムではメンバーが決まっていないせいかNightwishのベース、Leaves'Eyesのボーカル、Within Temptationのボーカル等のゲストミュージシャンが参加しておりプロジェクト的な側面が強い。豪華ゲストを招いた割にはこの手の音楽におけるありきたりなものになってしまったがそれでも質は高い。じっくり味わうと良さが理解出来るかも。


DELUHI - Revolver Blast ★★ (2014-07-07 23:41:22)

激烈ブラストビートから始まり強烈なシャウトで進行するがサビはキャッチーな①、バラードながらもツーバスが入り何気に楽器隊の高いスキルが伺える②、本作で最もスラッシュの要素が濃く間奏のギターソロが聴きどころの③とV系ながらもかなり本格的なメタルが聴ける。ゴミみたいなバンドが多いV系シーンで良質なバンドの中の一つだった上に解散が残念。


DEMETORI - 闡提宗祀 ~ Offering to The Sukhavati ★★ (2013-11-24 19:44:13)

とにかく重くてカッコイイ。日本でここまでヘビィなサウンドを聴けるのは稀ではないか。楽器隊は同人では珍しくバンドサウンドが生で、演奏テクやアレンジはかなり高い。さすがプログレで鍛えただけのことはある。ヘビィな曲はとことんヘビィだが、それでいてキャッチーさも忘れないところがいい。東方メタルの中でも一、二位を争うものだと思う。余談だが今入手困難だろうな、これ。


DEMONS & WIZARDS - Demons & Wizards ★★ (2013-08-18 16:46:41)

Blind Guardian,Iced Earthを聴く前に聴いたアルバム。ハンズィの得意とする幻想的な音楽性と、ジョンの得意とする力強い音楽性が見事に融合した。でも、どちらかといえばIced Earth寄りかな。


DIMMU BORGIR - Abrahadabra ★★ (2013-08-18 16:55:16)

メンバーの脱退が致命傷になるかと思われたが、これまで以上にオーケストラサウンドを大胆に取り入れ、良いアルバムを作り出した。なぜDimmu Borgirがブラックメタルのバンドの中でも成功したのかが分かる気がする。


DIMMU BORGIR - Enthrone Darkness Triumphant ★★ (2013-12-26 22:13:14)

初期作を聴いていなかったせいか、全ての曲が完成度の高いものに聴こえる。近年のような壮大さ、派手さは薄いもののギターが前面に出ていてしかもダークな世界観も確立されているのでよい。ブラックメタルではあるもののシンセの味付けがよく、メロディもしっかりしているので作曲者のセンスがいかに高いかがよくわかる。彼らの歴史を語る上で外せない作品だと思う。


DIMMU BORGIR - In Sorte Diaboli ★★ (2013-08-18 16:51:16)

シンフォ的な要素が減り、ギターが前面に出てきた。とは言え、そこらのブラックメタルバンドよりかは良い。


DIMMU BORGIR - Stormblåst ★★ (2014-08-27 23:51:56)

はっきり言って音質悪いし、演奏はタイトさとフックがなくミドルテンポの曲が中心だ。近年の派手さとはほど遠いもののいい意味でブラックメタル特有のアンビエントな雰囲気があり、北欧の寒々しさも表現出来ている。突出したものはないが、プレイヤー全員が一丸となって一つの風景を表現している部分は感じ取れるだろう。所々で聴けるシンセがいい味を出し、アンダーグランド臭漂う中でも際立っているせいかシンフォブラックの原型というスタイルが未完成ながらも確立している。まあ皆さんもおっしゃっていますが再販とオリジナルどちらがいいかは人しだいですね。でも①のピアノ部分を再販でカットするのはもったいないなー。④は著作権の問題で再販ではカットせざるを得ないが(入れてほしかったけど)上の方のおっしゃるようにメロディの一部が「空の軌跡」の「星の在り処」に聞こえました。


DISSECTION - Storm of the Light's Bane ★★ (2016-01-25 23:57:01)

トレモロリフ、ブラストビートというブラックメタルになくてはならないものがある一方、このバンド独自の特徴はシンセを一切使っていないのにメロディアスだという点で、よくギターで表現出来たなと思う。爆走するのはいいがややタイトさに欠ける、曲に面白みがないという欠点はあるが、それらを帳消しにするほどメロディセンスが高い。極寒の大地で死神が佇んでいるジャケットがこの作品を物語っている気がする。