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CARMINA PAGANA (2005年)
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CARMINA PAGANA
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解説 - CARMINA PAGANA
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-08-20 00:29:11)

2005年発表の2nd。

このバンド、一般的にはフォーク・ブラックとして知られているようですが…基本的にはメロディックブラックをベースに、フォーキッシュな楽器及びメロディ、アトモスフェリックブラック的なムード重視の音像、ゴシック・ホラー的な恐怖を煽る音使い、ドゥーミーに引き摺るリフなどを楽曲ごとに使い分け、極めてシアトリカルな作風を聴かせるユニークなバンド…という感じですね。

アルバムを通じて多芸振りを見せ付けるような作風ですが、彼等の本領が発揮されるのは何と言ってもクサメロで押す楽曲に於いてでしょう。TURISASやNOKTURNAL MORTUMもビックリな壮大なメロディに始まり、理性が飛んでるとしか思えないキャッチーなスキャットを聴かせる1曲目からなんか箍が外れてる感じですし、続く2曲目も妖精ポルカメロディと一番メロかった頃のTAAKEが邪悪さを忘れてクサメタルに走ったようなメロ過ぎなリフが同居し、凄まじいまでのクサさを放ってます。

6曲目の、妖艶な女性ヴォーカルの歌うスキャットのメロディなんかもキャッチーすぎてなんかムカついてくるレベルですし(笑)、英訳すると「We are Celts」のタイトルを持つ8曲目は民族メロディが余りにも濃すぎて、お花畑をスキップしたくなりそう。これら以外のクサメロ特化型でない楽曲も、やっぱりどこかメロディが印象に残るんですよね。流石クサメタルの国、イタリアのバンドだけあります。

フォーキッシュなメロディとシアトリカルなセンスが融合し、凄まじいまでのクサさを手に入れてしまった作品。最早「ブラックにしては、メタルにしてはクサい」とかそういうレベルではなく、クサさの瞬間最大風速はサンホラやアリプロに匹敵するかもしれません。当然クサメロ好きは大推薦。聴き終わったら1曲目や6曲目のメロディを口ずさんでいること請け合いです(笑)。



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