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HEAVY DEMONS (1991年)
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HEAVY DEMONS
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解説 - HEAVY DEMONS
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2013-09-01 21:50:13)

吸血鬼、ゾンビ、ミイラ男、狼男、死神の扮装に身を包んだ、前世紀のLORDIか、はたまたイタリアのGWARかといったメンバーの出で立ち、並びにジャケット・アートワークに興味を惹かれて購入した、5人組オカルト・メタル・バンドの'91年発表の2ndアルバム。
結成は70年代まで遡り、時代毎に音楽性を変化させていったと聞く彼らですが、ここで披露しているのはオカルティックな瘴気を纏った正統派HM。荘厳なインスト曲を頭と尻に配置し、シアトリカルに歌うVo、卓越したテクニックとメロディ・センスを併せ持つG、仰々しいドラマを演出するKeyとが一体となって生み出すそのサウンドは、80年代のイタリア製ホラー映画のサントラを彷彿とさせる怪しげなハッタリ感満載。聴いてるとついニヤニヤしちゃいますね。
音質はチープですが、むしろそれが往年のイタリアン・オカルト/ホラー・・・いわゆる「ジャーロ」物が漂わせていた「いかがわしさ」「縁日のお化け屋敷感覚」をイイ感じに底上げしてくれています。
パワフルに疾走する②⑥、濃い口の泣きを湛えたGソロに耳奪われる④⑪やバラード⑦、シャープなGリフのカッコ良さが耳を捉える⑧、ドラマティックな怪奇ムードを湛えた⑤⑨といった楽曲は、このバンドならではの個性を携えて眩しく・・・いやさ、禍々しく黒光りする出来栄え。



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