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APOKáLYPSIS (UNVEILING THE AGE THAT IS NOT TO COME) (2011年)
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APOKáLYPSIS (UNVEILING THE AGE THAT IS NOT TO COME)
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解説 - APOKáLYPSIS (UNVEILING THE AGE THAT IS NOT TO COME)
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2013-10-05 10:11:02)

2011年発表の5th。

このバンドの音楽性は、よく「プログレッシブ」とか「アヴァンギャルド」という言葉で表される事が多いようですが、このアルバムを聴く限り、実際はリズムや音色、フレーズに引っ掛かりを持たせるような事はあっても、ブラックの邪悪さから逸脱するような事はせず、あくまでブラックらしい真正な凄みや宗教的な恍惚感で勝負する、どす黒い音を身上としている作風。

聴き手の心に不安感を植えつけるようなアルペジオ、単に暴虐さにあかせて攻めるだけでない、搦め手も時折交えるようなリズム展開など、楽曲の作りは凝っている印象ですが、トレモロフェチの私としてはやはりトレモロリフの使い方に注目したいですね。全体的にメロディが邪悪で非常に宜しいですが、特に「The Seven Seals」の理性が警鐘を鳴らすような爛れたメロディ、「Le Porteur de Lumiere」のマンドリン風(?)の枯れ落ちるような音色は個人的に心を捕まれました。

WATAINのErik風の太くキレのいいがなりを中心としながら、語りや悲鳴、詠唱風など表現力の高さを見せるヴォーカル、ギターの歪み方が多少強めながら基本的に整っているプロダクションなど、各要素のレベルも高く、まるでWATAINやVALKYLJA辺りを多少アングラ度強め、かつ前衛度を高めたかのような感じの質の高さ。上記バンドや3rdまでのDEATHSPELL OMEGA、レーベルWTCやDaemon Worshipの所属バンドが好みの方は買って損はしないかと思います。



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