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Рвота 2.0
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Рвота 2.0
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解説 - Рвота 2.0
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2013-10-10 21:32:45)

2012年発表の5曲入りEP。
今作はあのPest Productionsからのリリースのせいか、普通にショップ店頭でも購入できました。

ショップではALCESTが引き合いに出されていたんですが…どっちかというと、最初期のブラックメタル色強めな頃のALCESTが比較対象としては正しいでしょうか。確かにアルペジオを使った幽玄な展開、ノイジーなリフを伴う疾走パート、邪悪さではなくて儚さやノスタルジーを指向するメロディのセンス等、シューゲイザーブラックとしての要件は満たしているんですが…全体を通じてどこか自棄っぱちなムードも強いのが特徴。

ヴォーカルの声を裏返るほどの、エモーショナルと呼ぶには余りにも憎々しげな絶叫もそうですし、ミッドテンポで妙に金物を打ち鳴らす、ヒステリックで攻撃的なドラミング、ジリジリしたリフの音など、儚いメロディの割に音が刺々しく、ちょっと厭人的な雰囲気を感じるほど。個人的には、繊細さが行き過ぎて逆にナヨナヨさを感じるくらいだとちょっと物足りないので、これくらいの刺々しさはむしろ歓迎したいところですが。

作風的には、確かにALCEST辺りを皮切りとする、ポストブラックのムーブメントの一端を担うバンドなのかもしれませんが、ブラックメタルのRAWな感性も感じられるのが良いですよね。ポスト系だけでなく、ブラック自体も好きな方にお勧めです。



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