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SPEED REVOLUTION (1985年)
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SPEED REVOLUTION
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解説 - SPEED REVOLUTION
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2014-02-04 22:45:39)

KKKもどきのアートワークを頂く本デビュー作('85年)において、チープな音質のもと繰り広げられるのは、疾走疾走また疾走という、アルバム・タイトルを地で行くスピード・メタル・サウンド。
ガムシャラにブッ叩きまくるDs&激しくのた打つBが形成する性急なリズムに乗って、音程ガン無視のダミ声Voとヒステリックに切り込んでくる2本のGとが、何かに憑かれたように突っ走る様には、「やりたいことに実力は追いついてないけど、足りない分は気合と根性でカバー!」という、(この時代の)ジャーマン・メタル・スピリッツが濃厚に息衝いています。
破れかぶれな暴走を繰り返しながら、飽くまで根っこには正統派HMが植えられている楽曲は初期DEATHROWやS.D.I.なんかに近い印象ですが、良くも悪くもこのバンドを個性的な存在たらしめているのは、清々しいぐらいに音痴なVo。「まぁ楽器兼任ならこんなもんか」と思ってブックレット確認したら、まさかの専任シンガーで鼻水吹きましたよ。
自棄のヤンパチな疾走感が痛快な②⑧⑨、バンドの決意表明と言うべき⑤、パワー・メタリックな味わいも宿した⑥といったヘドバン・ソングを繰り返し聴いてる内に、こちとら「このVoでこそVECTOM!」とすっかり洗脳されてしまいましたが、初めての人が①を聴いたらズッコケること請け合い、か?
初期GRAVE DIGGERやドイツのWARRANT、あとANGEL DUST辺りが問題なく楽しめるマニアにお薦めする1枚です。




2. 失恋船長 ★★★ (2022-12-03 13:03:59)

ありまぁコメントが消えとるぞ?

ドイツが誇るスピードメタル裏番長のデビュー作。邪悪なKKKとも取れるアートワークに出てくる音も想像できますが、その期待を裏切らないB級ホラー映画さながらのバイオレントなサウンドで魅了、ガダビシ列車に揺られる①を聴いてダメだこりゃと思ったら迷わずに撤退して頂きたい、ポンコツ感も込みで魅了。②では絞り出す断末魔シャウトで幕が開けるので尚更である。このあたりで呆れる人も続出だろうが、そこが最大の愛されポイント。
スピードに特化したリフとリズムは、攻勢を緩めること無く終始畳みかける、その絨毯爆撃の如く打ち落とされる爆音ミサイルは、身構えずにスピーカーの前に立ったモノ達を焼け野原の如く消滅させるほどの破壊力を有しています。
悪魔崇拝、危険極まりない極悪サウンドとの相性も抜群ですよね。スピード狂なら間違いなく魅了されるであろう、ヨーロピアンスタイルのスピードメタルが放つ狂気にノックアウトされたマニアも多いのだが、でもこのバンドを有名にしているのは作品のレア感だろう。せっかく手にした貴重な商品に対しては愛着も沸きますからね。
そういう意味でメジャー流通の作品に慣れ親しむ諸氏にはとてもじゃないが勧められないが、コアでダイハードなメタルマニアには強く勧めたい一品ではある。
時々、あれ、これ何曲目と見失うような曲調であるというのも忘れずに伝えたい。覚悟して聴いてくれである。



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