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The Black Swan Epilogue (火薬バカ一代)


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The Black Swan Epilogue / The Black Swan Epilogue
モダンにしてクラシカル、
アバンギャルド且つドラマティック
宗教音楽の如き荘厳さと、深淵を覗き込むような
ダークネスといった、相反する要素を兼ね備えた、
マイク・ウェッドが持てる作曲/編曲能力の
全てを注ぎ込んだかのような渾身の大作ナンバー。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-03-25 22:21:32)


Mourning Become Me / The Black Swan Epilogue
疾走パートではスラッシュ・メタル・テイストが
色濃く薫るOPナンバー。
「モダン且つエクストリームになったHEXENHAUS」
といった趣きも。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-03-25 22:11:04)


The Black Swan Epilogue

マイク・ウェッド(G)が、ABSTRAKT ALGEBRA時代の僚友サイモン・ヨハンソン(G)と再タッグを組んだバンドのデビュー作。('09年発表)
HEXENHAUSばりのスラッシーな疾走感、MEMENTO MORIに通じる宗教的荘厳さを纏ったへヴィネス、KING DIAMOND/MERCYFUL FATEを彷彿とさせるクセの強いリフ・ワークに、シアトリカルな曲展開、そしてそれらをドラマティックにまとめ上げるマイク・ウェッドの流麗なGプレイ・・・と、本作において繰り広げられるのは、マイクのこれまでの音楽的キャリアを総括するかの如き様相を呈する、一大暗黒メタル絵巻。
かけて加えて、ブラック・メタルの禍々しさ、プログレッシブ・ロックの変態性、全編に敷き詰められたフィーチャリスティックなKeyによるモダンなアレンジの数々までトッピングして、一口に「○○風」とは言わせない、独自の個性がドス黒い光沢を放つサウンドは、さながら「RPGのラスト・ダンジョンの劇伴」的スケール感を感じさせてくれます。
スラッシュ・ファンとしては、HEXENHAUSの面影を宿した①②、⑤⑦のようなスピード・ナンバーが気になりますが、何と言っても圧巻なのは、ラストをクラシックの交響曲ばりに劇的に盛り上げる⑧。悲壮美に満ちたドラマティックな曲展開は「壮絶」の一言に尽きますよ。
また、こうした濃いめの作風でランニング・タイムを40分台に収めてくれている構成も気が利いている。この密度で60分も70分も収録時間があったら精神が持ちませんわな。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-03-24 21:47:05)