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LAメタルこそ我が起源さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-38
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LAメタルこそ我が起源さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 1-38



BON JOVI - New Jersey ★★★ (2022-07-11 20:13:13)

ボンジョヴィってメタルのフィールドの中だけで語ると、ポップ寄りということで、ゴリゴリのメタルものの一部には敬遠する人もいるかも知れないけど、そういう方にも偏見なしに聴いて欲しいですね。
実際聴いてもらえると、情緒に訴えるその音楽性にコアなメタルファンもきっと耳を持っていかれるはず。
人生のロマンチズムって言うんでしょうか。ボンジョヴィを支持する世界中のハードロックファン、そしてポップファンは、そういう部分に魅了されてるんでしょうね。
個人的にはこの4枚目も、北欧メタルやクイーンズライチのようなバンドとはまた違った意味でドラマチックな作風だと思っています!


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Lightning Strikes ★★ (2021-10-17 01:56:25)

このアルバム中、一番ロックしているのはこの曲だ!
にしてもこの曲のPVでもジェイクのステージングはかっこいいなぁ!
ビジュアル的に「かっこいい!」と唸らせるのはジェイクだけだ。


BON JOVI - Bon Jovi - Roulette ★★★ (2021-08-11 02:07:03)

bonjovi史上屈指のハードロック曲だ。
攻撃性の中に激情と哀感を織り交ぜた素晴らしい曲です。


BRYAN ADAMS - Cuts Like a Knife ★★★ (2020-12-03 23:16:59)

ブライアンのアルバムではこれが一番好き。
本当にいい曲揃い。優れたメロディメーカーだと思いますね。
とくにアンニュイな雰囲気のcuts kike a knifeは秀逸。
こういう曲調は、そうそう誰でもは作れませんよ!


E・Z・O - Fire Fire - Love Junkie ★★★ (2020-11-25 02:44:42)

恐ろしくカッコいい曲。
ヤバいくらいカッコいい曲。
イントロからエンディングまで。
アナタがカッコいいと思う曲は?と聞かれたら、おそらくトップ3にこの曲が入るかも知れない。
ロックのかっこよさとは、まさにこういうものだ。
俺にとっての神曲。


DOKKEN - Back for the Attack - Prisoner ★★★ (2020-11-24 23:19:16)

アルバム中一番いい曲。さびが切ない。
ホントにいい唄メロだ。


E・Z・O - Fire Fire ★★★ (2018-11-30 05:26:14)

とにかくハードで熱いアルバム。
少し“不気味だけどクール”、そんな1stとは対照的。1stがメタル的世界観なら、今作はむしろロック色が濃い。

初めて聴いたときは、正直肩透かしを食らった。1stとは打って変わって、LAメタル的な音楽性が垣間見えたからだ。それでもありがちなLAメタルに陥らなかったのは、マサキの超攻撃的なボーカルと尖ったサウンドプロダクション、そしてなによりよく練られ完成度を高めた楽曲のおかげだろう。

特に①LOVE JUNKIEはアルバム中屈指のキラーチューン。めちゃくちゃカッコいい!ここまでロック色が濃いメタルソング、そうそうお目にかかれるものではない。ワイルドでギラギラしている。
③FIRE FIREはメタル界全体の中で見てもかなり特異な楽曲。心情・風景描写に富んだ壮大な世界観にグイグイ持っていかれる。大した才能だ . . .こんな曲は彼らにしか作れないものだろう。

80年代の優秀盤といっていいと思うが、あえてネガな部分を挙げると。
似かよった雰囲気の曲が多いかな . . と。全体を通してもう少しメリハリがあるともっと凄いアルバムになっていたと思う。

セールス的には1stを超える事が出来ず、この作品をもってバンドは解散。残念だ。メタル界を席巻するだけのポテンシャルを秘めたバンドだったと思う。


YNGWIE MALMSTEEN - Trilogy - Queen in Love ★★ (2018-01-12 03:44:56)

サビのコーラスの巧妙な絡み、美しく・お洒落で・そしてカッコいい。
そしてギターソロの構成の完成度の高さといったら。
名曲だと思いますけどね。


BUCKCHERRY - Confessions - Gluttony ★★★ (2017-10-20 13:35:12)

ガツンとインパクトのあるイントロから息つく間もなく畳みかける、キャッチーなハードR&Rナンバー。
“血湧き肉踊る”ロックンロール。これこそがバックチェリーの真骨頂。
“LIT UP”に並ぶバックチェリーの名曲です。

しかし、書き込み少な。
日本のメタラーには、R&R系はどうしても受けがよろしくないのかな。
もっともっと認知されて欲しいバンドです。
めちゃくちゃカッコいいバンドですから。


POISON - Open Up and Say... Ahh! - Nothin' but a Good Time ★★★ (2017-09-25 23:16:14)

この曲を聴けば、ポイズンが本物のR&Rバンドだと誰にも分かるはず!
ポイズンの中ではずば抜けていい曲でしょう。
陽気なアメリカンバンド、大好きだ。俺は高く評価します!
(モトリークルーとイメージが被る所がありますね!)


NIGHT RANGER ★★ (2017-04-10 02:03:41)

Man In Motionこそがナイトレンシャーの最高傑作だと思うのですが、賛同してくれる方、いらっしゃらないですかね(笑)

最も熟成感を感じさせるのは、この作品だと感じます。


GREAT WHITE - ...Twice Shy - She Only ★★★ (2017-02-11 23:39:27)

まず最初に。
グレイト・ホワイトのバラードの中で最も好きな曲。
いやメタル系バラードの中でももしかすると、No.1かも知れない。

正にグレイト・ホワイト節のど真ん中を行く泣きのバラード。そしてこういう曲調の歌は彼らにしか作れないものだろう。

一聴して、地味に感じるかも知れないが、じっくり聴き込むと聞き所が多い。
ジャックが優しくなぞる物悲しい歌メロに終始胸が締め付けられるし、バックで奏でられるアコギの響きのなんと美しいことか . . .
そして。
ギターソロ終盤のどこか幻想的な雰囲気に変わるところが、私にとってはこの曲のクライマックスである。とんでもなく美しい世界観が顔を出す。

本当に愛すべき楽曲だ。


ROUGH CUTT ★★★ (2017-02-11 00:49:22)

Hear'n Aidでのポールの熱唱、当時かなりインパクトありましたね。
パワフルでハスキーな声質に、ありったけの情感が宿るその歌唱法。
参加メンバーの中で、ダントツの1位でした、私的には。

今でも、好きなボーカリストのトップ3に入ります。
(ちなみに、1位はVOWWOWの人見元基氏。)


AC/DC - Let There Be Rock - Whole Lotta Rosie ★★★ (2015-05-15 23:15:39)

変な表現に聞こえるかも知れないが、この曲の凄さを根源的な部分で語るなら、実は“ロックとしての破壊力”が潜んでいる、とそういう事なのである。


WHITESNAKE - Whitesnake - Still of the Night ★★★ (2015-03-07 01:50:01)

神曲。
10年に一度、いや100年に一度の奇跡的名演。

とにもかくにも、Rockとしての格好良さが凝縮されている。
コレほどのハイグレードなロックを創造できるカバデール&サイクスのコンビ、天才と呼ばずに何と呼ぶのだ。

ツェッペリンのblackdogに似てる?
いやいや、〈ほんのちょっと〉しか似てない。総体的には、全く似てない。別物。

たった7分弱の曲中に、壮大なドラマが詰め込まれた、たった1曲でお腹一杯になれる渾身の大作だ。これほどのインパクトを与えてくれる楽曲は、稀。メタルファンは必ず聴かなければならない。


INXS ★★★ (2015-03-05 23:52:19)

Yすけさんと全く同感。
↑ログインしないでコメントしてしまいました。

なにより真っ先に、『カッコいい』という形容が来るバンド、そう多くないよ。
洗練されていて、セクシーで、グルービー。
なにより、マイケル・ハッチェンスの身のこなし、天才的格好良さです。惚れ惚れします。
メタル者の私が認めざるを得ない、数少ないバンドのひとつです。


MICHAEL SCHENKER GROUP - Assault Attack - Broken Promises ★★★ (2014-10-12 21:20:29)

アルバム中、この曲が一番好きかも。
しかし何でこんなにコメント少ない?
(人にはやっぱり〈好み〉ってもんがあるんですね。そこが面白い。それとも俺が変わってるだけ?それともひねくれてるだけ?w)

力強い歌メロ・ドラマチックに盛り上げるギターソロ・そして構成に至るまで、ダメ要素らしきものは特に見いだせない。 個々のパフォーマンスも最高潮だ。
最初から最後まで、聴き所の多い濃密な一曲。

作品中コマーシャリズムとは最も遠い所にいる。多分そこも(自分的に)好ましいのかも知れない。


AEROSMITH - Pump - Love in an Elevator ★★ (2014-10-10 11:14:46)

ノリノリ!グルーヴィ!
アメリカのバンドに感嘆させられるのはいつもそこだ!
他ジャンルを上手くミックスした〈クロスオーバーハードロック〉とでも言うべき音楽性こそがエアロの真骨頂。
ガツンとくるイントロから最後のコーラスまでよく練られてる。 (エアロの楽曲って、ラフなイメージとは裏腹に、ああ見えて実は非常に細部にまで神経が行き届いている)

PVでの、腰をくねらせながらリズミカルに踊るスティーブンタイラーのアクションはいつものカッコよさだが、終盤コミカルなパフォーマンスをも取り入れる様は、音楽性同様自由そのもの!破天荒です^^
視覚的にも魅せるのが得意なアメリカンバンド!大好きだ!


RATT - Dancing Undercover ★★★ (2014-10-07 20:35:20)

「ハードロックのお手本」のようなアルバム。

・テクニカルなリードギター
・ビシッとタイトなサウンド(極めて硬質でもある)
・切れの良いリズムセクション
・流麗なメロディを排除した極めてRock的な歌メロ
“HR/HMはこうあって欲しい”、そう思うハードロックの理想的要素が詰まった非常に“イケてる”アルバム。

加えて。「L.Aの不良共」が “ 威勢が良くRockしてる ” そんな風情が何ともカッコ良かった。(まさにそんなイケイケのハードロックを当時 “Ratt'n Roll” と呼んだんだろう)
美形ぞろいでファッションセンス抜群のこの当時のRATTが振りまいた、“華やか”で“スキャンダラス”なイメージもまた、(個人的趣向では)理想的ロックバンドのイメージを具現化したものだった。(MOTLEY CRUEもまた然り。そんなRattの、いい意味での“チャラい”バンドイメージは個人的にはどストライクだった。その後登場のGuns &Rosesもこれまたどストライク!私のハンネが示す通りですが^^;)

そんな諸々の意味合いにおいて、とても貴重なヘヴィメタルバンドだったと思うし、音楽的にみても英国勢になんら引け目を感じる必要のない上質なものだったと思う(いやいや、ブリティッシュバンドにこんなGroovyなノリは中々出せんでしょ)。

全作品中、このサードアルバムが一番好みですね。②③④⑦⑨⑩がgood!


DOKKEN - Under Lock and Key ★★★ (2014-10-06 23:20:52)

[大人のハードロック]、コレに尽きる。
こんなアダルト志向の強いミディアムナンバー中心のハードロックを世に出すのは、大変勇気のいる事ではないか。
「楽曲のクオリティで勝負」、そんな志がないと出来る事ではない。ややもすると口うるさいメタルファンに色々と揶揄される危険をはらんでいるからだ。

さて結果は。
〈Dokkenは軟弱〉、少なくとも私自身そんなメタルファンの評価を一度も耳にした事もないし見たこともない。
Dokkenの勝ち。
メンバーもクオリティに“相当”自信があった、という事だろう。
“音楽センス”。ハードロックとて、これが最も大切なのは他の音楽と変わらないのかも知れない。
“柔”と“剛”の共存と微妙なバランス感覚。これこそがDOKKEN最大のオリジナリティだ。

因みに“Back for the attack”と比較すると、僅差でコンパクトにまとまった本作に軍配があがる。
更に、Lynch Mobの1st“Wicked Sensation”も含めて比較すると、 “Wicked Sensation”が最も好きだ。いずれも“カッコいい”作品だがRock的カッコよさではブルースフレーバー漂う“ Wicked Sensation”の方が一枚上手だ。

(余談だがアルバム作品の曲数は10曲位がベストと思う。長くて50分位にまとめて欲しい。)


MICHAEL SCHENKER GROUP - Assault Attack ★★★ (2014-09-30 01:19:09)

ヘビーメタルで形容される〈ドラマチック〉。これも、大きく二つあると思う。

〈クラシカルな展開で物語を紡ぎ出す〉かのような(少々大仰な?)世界観と、
〈現実世界で起きる人生のドラマやロマンチシズムを醸す作風〉(こちらはリアリティを感じさせるもっと身近な世界観)。

後者の方が好みの私にとって、まるで〈現実世界で押し迫る、鬼気迫るシーンや感情〉〈人生のロマンチシズム〉を描くかのような本作もまた、非常に好きなタイプの音楽であり、当時感銘を受けた作品のひとつだ。

聴き所は当然、まずマイケルのギターなのだが、このアルバムを聴いて、不思議な感覚を覚えた事がある。それはある箇所で感じたマイケルのギター。それは 《Dessert
Song》で展開されるエンディングのギターソロ。
「メラメラと静かに燃える炎」。
凄い . . ギターでそんなものまで表現出来るとは . . . (まぁ、私が勝手にそう感じただけかも知れませんが  .笑)
この不思議な感覚は、一体どういう事だったのか。
つまり。
マイケルの中の熱い(まるで“炎”のような)ロック魂がギターの音に見事に封じ込められていた、そんなふうに私は解釈している。
マイケルの場合、
“魂がギターの音に完全に乗り移っている”
そんな心霊現象のような???w事が往々にして起きるのである。
【神】と言われる所以であろう。

そしてもう1人の主役、グラハムボネット。マイケルのギター同様、この方の声も大変に“熱い”ものが迸っている。
直線的に押し出し、力で強烈に聴き手をねじ伏せるかのような、メタル界屈指のパワーボーカリスト。凄まじいと思う。
歌唱法で言うと、メタル界では案外めずらしいタイプと言うか、少数派ではないだろうか。ヘビーメタルには打ってつけ、と言うかメタルを歌うために授かったかのような声質ですね。
人の好みは様々でしょうか、私的には凄くカッコいいと思いますし、ある意味カタルシスを感じる程の痛快な声です。
(彼が長髪だったらもっと良かった.笑)

おっと、もう一つどうしても述べたい事があった。
なんて素敵なアルバムジャケットだろう。
“名は体を表す”と言よく言うが、ドラマチックな音楽性同様、このアルバムアートも、まるでドラマのワンシーンを想起させるような、芸術性に富んだとても優秀な絵だと思う。
こんな所も含めて、「メタルってなんて素敵な音楽なんだろう」とつくづく思わせてくれますね . . .(シミジミ)

因みにM.S.Gのアルバムの中では、この作品が最も好きです。
(邦題:《黙示録》。このタイトルにもやられました。全く何もかもが素敵です。)


BADLANDS ★★ (2014-09-28 02:00:40)

“Devil's Stomp”の曲にコメントした後、YouTubeでこの曲のライブ演奏を見た時、改めて感嘆した。
「なんて視覚的にカッコいいギタリストなんだ!」と。
耳だけでなく、“視覚的”にも魅了するジェイクのような人間を、真のアーティストと呼ぶのだろう。
本当に弦を弾く姿がサマになっている。
“力強く” “美しい” . . .
そんな意味においても、類い希な才能を持ったギターヒーローだ。

(余談。ジェイクの演奏を見た女性は、10人中7~8人は惚れてしまうんじゃないか。そう思える程の輝きを放っている、笑)

視覚的にサマになるギターヒーローといえば、Rattのウォーレン・デ・マルティーニもいたな。この人も本当に痺れるアクションで(カッコつけて)弾いていた、笑。


BADLANDS - Badlands - Devil's Stomp ★★ (2014-09-28 01:25:22)

えっ、この曲今までコメントゼロだった??(う~ん、不思議だ . . )

ならば私が書くしかない。
自分的には、アルバム中サビメロが最も印象的な曲のひとつ。(アルバム通して比較的早く耳にこびりついたのが、この曲のサビだった)

このアルバムコメントにも書いた、
~起伏の激しい歌メロ云々~は、まさにこの曲が真っ先に喚起させた感想だったと思う。(うねうねくねくね激しい高低差。ジェットコースターか!)

ただサビを除くと、コメントの少なさが示すように、全体的には非常に取っ付きにくい曲だと思う。
静かなギターで始まり(ツェッペリンの匂いプンプン)、中盤辺りから掴みにくい歌メロとコピーしにくそうな難解なリフ。その後唐突に現れる流麗なサビのメロディライン。
既存の枠からはみ出そうとする実験的試みも含めて、これまた極めて“Zeppelin”的だ。

凄くいい曲だと思いますよ。これもまた隠れた名曲に違いありません。
(ジェイクの音楽的才能には、ただただ唖然とさせられる . . . 奥深い . . . )


BADLANDS - Badlands ★★★ (2014-09-25 18:24:31)

【ジェイクがブルース回帰したロックアルバム】。
そんな先入観から、〈落ち着いた渋目の音楽性〉をイメージされがちな本作だが、いやいやとんでもない、エキサイティングなハードロックアルバムに仕上げている。

〈dancing on the edge〉や 〈hard driver〉 など、スリリング且つ緊張感を伴う展開で見事にヘヴィロックとしての顔を覗かせているし、ギターのトーンも(同時代のGaryMooreやCinderellaのブルースアルバムとは異なり)エッジの立ったディストーシションサウンドでもってジェイク流のブルースHRを演奏しているからだ(ただリバーブなどは控えめで乾いたトーンではある)。ギターフレーズもじっくり聴き込めば、オジー時代と変わる事なく、至る所でスリリングな味わいを堪能出来るのである。

と前置きはこの位にして。
この作品の最大の美点は、歌メロの素晴らしさだ。(レイの上手さは語り尽くされているので、ここでは触れない)

レイギランのなぞる歌メロが、全編〈曖昧さ〉のないキャッチーなモノで完璧なまでに構成されている。更にレイの広い音域が最大限生かされるであろう大変起伏に富んだと言うか緩急が激しい所があり、とにかく歌メロから耳が離せないのである。実に聴き応え充分。飽きが来ない。
もちろんその歌メロはロック・ブルースフレーバー溢れるキャッチー&ソウルフルなものであり、ポップ調の甘いモノでは全くない(強いて挙げると2曲目の〈dancing in the dark〉は幾分甘いが)。
ここまで丹念にボーカルパートを作り込んだハードロックアルバムもそうそうないのではないか。
(余談だが、ロックをいかにも本物らしく聴かせる為には、甘いメロディは厳禁、いや鬼門なのである . . . )

この作品も、(私がこだわる)正真正銘のピュアロックであり、プロ中のプロにしか作れない貫禄溢れる逸品だ。


MOTLEY CRUE - Theatre of Pain - Smokin' in the Boys Room ★★★ (2014-09-10 02:09:32)

テクニカル?疾走感?ヘビー?
「いやいや、こういうカッコよさもあるんだぜ!」
そうモトリーが教えてくれる、肩の力を抜いてスイングするアメリカンブギー。

うんうん、確かにカッコいい!
腰を振りたくなる。煙草をふかしたくなる。ジャックダニエルをラッパ飲みしたくなるw(トミーリーの好物でしたね)

ここまでノリノリでよく弾む曲、モトリーでなきゃ演れんでしょ。
(あっいや、Buckcherryがいたな。名曲「Lit Up」を思い出した。こっちはコカインを歌ったヤバい曲、笑)

そんな意味で、メタル界において大変貴重な楽曲と思う(カバーではありますが)。
素晴らしい!モトリーあっぱれ。


VOW WOW - III ★★★ (2014-09-08 01:36:07)

VOWWOWを評して
「国際レベル」「世界級」との言葉をよく耳にするが、個人的にはあまり好ましい表現だとは思っていない。(と言うか不愉快ですらある。)
何故なら彼らの音楽は「国際レベル」とやらを遥かに越えているからだ。
VOWWOW>国際レベル、なのである。
(一応個人的感想だと断っておきます...)

彼らの演奏する高次元のハードロックは、世界のメジャーバンドより更に上の次元にあると思う。
曲作りの巧さ、演奏力、無敵の歌唱力、センスのいい歌詞(歌詞もまた極めてロック調でハイセンス)、曲の出来不出来のバラつきの無さ、これら様々なファクターをVOWWOW級のレベルで満たしたメジャー級バンドを少なくとも私は知らない。
ロック輸入国に突然変異的に現れた、海外のバンドを凌駕した奇跡のバンド。そう思える程よく出来たバンドだ。

オリジナルアルバムはすべて聴いた。勿論ハズレなど一枚もない(当たり前)。いやいや全ての作品が一級品なのである。そこが奇跡的なのだ(少なくとも私的には...)。普通人間がやる事は、出来不出来があるのが当たり前でしょうに。

VOWWOWの魅力はここで皆さんが語り尽くしているので、私からは一つだけ特筆すべき点を挙げる。
【音像は間違いなくヘビーメタルなのに、伝わるのはエモーショナルなロックフィーリング溢れるもの】。
そこにこの上ない魅力を感じる。
〈ロックの息吹を損なわないゴージャスなメタルサウンド〉。メタルを聴く上でこれほど有り難い事はないではないか。

【威風堂々とした大人のハードロック】
VOWWOWの音楽的特徴を挙げるなら、まずはそれに尽きる。

最後になりました。
私の最も好きなVOWWOWの作品は、この《Ⅲ》と最終作の《Mountain Top》です。


MEGADETH - Peace Sells... But Who's Buying? - Wake Up Dead ★★★ (2014-09-07 01:37:24)

メガデスの楽曲中、〈奇跡的とも言える〉突出して素晴らしい曲。(それ故に、その後の作品で、がっかりさせられる事が多かったのもまた事実。)

「カッコいい」メタルを絵に描いたような曲。
そしてスピードメタルのお手本のような曲でもある。

腰が砕けそうな程のダイナミックな【うねり】を伴う音塊。
狂気を見事に演じきるギターフレーズ&トーン。
時折変拍子も織り交ぜ、 常に聴き手の予測を裏切るリズムセクション。
場面転換の激しさは、あたかもスリリングなサスペンスドラマのワンシーンのようでもあり、聴き手にこの上ない緊迫感を与えてくれる。

〈狂気〉と《知性》が同居した、摩訶不思議な世界。これを当時インテレクチュアルスラッシュと呼んだのだろう。
メタルの様式をことごとく破壊してみせるこの楽曲の向こう側で、こちらをあざ笑うデイブの顔が浮かぶ。


BON JOVI - New Jersey - 99 in the Shade ★★ (2014-09-04 23:28:16)

アルバム〈NewJersey〉の中の隠れた名曲。

ハードロックバンドの評価を
【楽曲がいかにロックっぽいか】で査定する人なら、間違いなく皆ビビッとくるはず。(最重要項目が【いい曲かどうか】の人の場合、うっかり見落とされる可能性も有るであろう。アルバムでの登場が終盤でもある事だし。)

淡々と流す〈メロディアスに過ぎない〉歌メロといい、ハーモニクスでアクセントを利かすメタル風のリフといい、〈ロックらしさ〉は随所に見られる。

このサイトでのコメント数もアルバム中もっとも少ないのだが、ここが個人的にはとても不思議でしょうがない。
おそらくBONJOVIファンの中には、(他のメタルバンドに比して)一般の洋楽ファンが高い割合で紛れているのかな?とも推測する。
私的にも、↑ナツさんと同じく、アルバム中最も好きな曲のひとつだ。

(今や死語かもしれないが)最高に“イカしてる!”と思うよ^^


WHITESNAKE - Saints & Sinners - Crying in the Rain ★★ (2014-05-01 00:44:01)

タイトル「crying in the rain」。
なのだが、何故か、デビッドの歌声を聴いて、
“ 孤独と哀愁を漂わせた野生の一匹狼が、月に向かって吠える”
映像を連想した。(人の感覚とは、不思議かつ面白いものです(笑))

私、ホワイトスネイクは大ヒット作[サーペンスアルバス]から入った者ですが、この曲に関して言うと、このオリジナルの方が《静か》だが、断然かっこいいと思う。
こちらは、
“一歩引いた大人のカッコよさ”
とでも言いましょうか。

実に
“ホワイトスネイクらしい曲”
と思う。


SKID ROW - Slave to the Grind ★★★ (2014-04-19 01:11:57)

“5人の野獣が本能のままに乱舞する”
そんな様相を呈した、とてつもなく熱く、野性味溢れるアルバムだ。
ロックでエクスタシーに到達したいのなら、しょせん“技術”“高度な音楽教養”など二の次なのである。

彼らの演奏するロックは、私の求める「ハードロックの理想形」に限りなく近い。
・ギターのトーン(歪み具合など)
・感情剥き出しの、荒さを秘めたボーカル
・ハードなサウンドの奥に潜むアレンジの巧さ(中々どうして音楽センスも抜群!)
・ポップではなくキャッチーかつ、ロック調の歌メロ
・整合され過ぎていない、適度に荒れたサウンドプロダクション
などなど、枚挙に暇がない。
(更に付け加えると、随所に泣きの旋律が盛り込まれている所など、本当に心憎い。)
ギンギンのメタルサウンドを希望するなら、下手なスラッシュ・デスメタル系のアルバムより、コチラの方が余程ハードだ。
イギリス・ヨーロッパ・日本のバンドでは中々紡ぎ出せない、凶暴な野生動物をイメージさせる「肉食系サウンド」である。

私的には、殿堂入りの、奇跡のメタルアルバムである。本当にありがたい作品だ。


MOTLEY CRUE - Theatre of Pain - Home Sweet Home ★★★ (2014-04-09 00:43:53)

本当にいい曲だ。
切ない?メロウ?ハートフル?
どの言葉が最も適切なのかよく分からないが、とにかく 歌メロとピアノの持つ旋律にとことん胸を打たれる佳曲。
それはただ単に甘いというだけではなく、そこにはどこか〈男性的ロマンチズム〉がそこはかとなく漂い、軟弱さ・女々しさなどを不思議と感じさせない、メタルバラードとしての理想的な甘さだ。
珠玉の名曲、この言葉に誰も異論はなかろう。
モトリーあっぱれ!である。


AEROSMITH - Rocks - Nobody’s Fault ★★★ (2014-04-05 01:29:26)

エアロスミスの中では屈指のヘビーチューン。いやヘビーメタルそのものと言っていい。(R&Rテイストの強いエアロにしては、本当に意外?である。)
数あるエアロの楽曲の中でも、ポップさやコマーシャリズム的要素が最も少ない、本当にコアなロックだ。
70年代中期のアメリカに、こんなメタル然とした曲が存在していた事に驚愕する。(サバスやパープルよりこちらの方が、よっぽど猥雑でヘビーではないか(笑))
〈音楽的幅広さ〉。エアロの音楽的特徴を挙げるならば、真っ先にここを挙げたい。
本当に器の大きい音楽集団である。

最期に一言。
想いは皆さんと同じである。
「スゲー!かっこいい!」(笑)


AC/DC - The Razors Edge - Thunderstruck ★★★ (2014-04-03 15:45:14)

AC/DCの楽曲の中では、ずば抜けてクオリティーの高い曲。BEST OF AC/DCを選ぶならコレかも知れない。
異常なテンションの高さで聴き手をグイグイ引き込む、極上のR&Rだ。
この一曲でお腹一杯になれる大作であり、
WHITESNAKEにおける「STILL OF THE NIGHT」のようなもの。
「シンプルでハードなR&R」という他の多くの楽曲とは一線を画する。
AC/DCの恐ろしさ、ポテンシャルの高さを見せつけられるあっぱれな一曲。


BON JOVI - New Jersey - Bad Medicine ★★★ (2014-03-30 01:27:18)

ボンジョヴィの楽曲の中では、屈指の爽快感溢れるロックナンバー。
この曲の底抜けに陽気で弾けた雰囲気は、おそらく西海岸のバンドも顔負けでは??そう思える程良く出来た、そして絵に描いたようなパーティーソング。素直に評価せざるを得ない。
Bメロ部分のスケールの大きな、美しいコーラスで、ググッと耳を持っていかれた人も多かったのでは。


LOUDNESS - LOUDNESS ★★★ (2014-03-28 00:28:52)

このアルバムの攻撃性たるや、凄まじい事になっている。サウンドの事を言っているのではない(勿論音の方もかなりヘビーではあるが)。その内に宿る常軌を逸した精神性の話だ。

そう思わせる最大要因は、おそらくマサキのボーカルだろう。 声質のせいだろうか? なんとも言えない、狂気に満ちたと言うか、悪魔的と言うか、とにかく邪悪なムードでアルバム全体が支配されてしまっている。
いやはやなんという表現力の持ち主だろう。これと似たボーカリストははたしているだろうかと考えてみても、すぐには思い浮かばない。個性派である事は間違いない。

楽曲の方も、徹底的に練り込まれ、クオリティーの高さは絶品だ。
一聴して、ヘビーな音塊に押されて分かりにくいかも知れないが、聞き込めば聴き込む程リフもギターソロも歌メロも、そしてドラムのフレーズさえも、実は思いの外キャッチーである事がわかる(ポップでは勿論ない)。更に不思議な感覚ではあるが、曲によっては、超攻撃型でありながらそれまでのパワーメタル系のバンドにはない〈グルーブ感〉も時折見せてくれ(例えば3曲目のWaking the deadなど)、所々で〈ロックテイスト〉が見え隠れする所もおもしろい。
聞けば聴く程味の出る、スルメアルバムである。

このアルバム、実は私のHMコレクションの中でもベスト3に入りそうな傑作なのである。
そしてラウドネスのアルバム中、唯一の愛聴盤 でもある。(二井原実さんの時代のラウドネスの音楽性は、私の好みとは少しズレがあります。)


WHITESNAKE - Whitesnake ★★★ (2014-03-27 14:20:43)

コレほど情念が封じ込められたロックアルバムもそうそうない。大ヒットの要因は、曲の良さ・演奏・プラス〈そこ〉だと思う。
全編ソウルフル、情念の雨あられだ。(人によってはアルバム一枚を通して聴くと、グッタリ疲労感にやられる方もいるだろう。それだけ聴き手の魂にダイレクトに迫ってくる訳だ。)

更に。
風格を伴ったハードロック。
そんなロックはありそうで実は数少ない。
極めて貴重ではある。

圧倒的な歌唱力のVo、技術に裏打ちされた強力なバックの演奏。
それより何より「ROCKとは何か」を解っているミュージシャンの確かなロックセンス。
「トレンド」「ジャンル」という概念すらまるでないかのような、「ロックはロック。ただそれだけだ。」という強靭な信念。
これらが揃って、初めて奇跡的に姿を表すのだろう。(そりゃ少ないはずだ)

百獣の王ライオンを想起させる、威風堂々とした彼らの音楽(デビッドの風貌もライオンそのものだ^^)
彼らが残したこのアルバム、どんなに時を経ても、永遠に色褪せる事は、きっとないに違いない。
封じ込められたエネルギーはそれほどまでに強力だ。


CINDERELLA - Night Songs ★★★ (2014-03-24 23:53:57)

ボンジョヴィの弟分的触れ込みやアイドル的イメージが先行し、誤解を多々受けたであろうバンドのひとつ。
その音楽性の正体は、ブルースに傾倒するトムが生み出す、少々マニアックなルーツミュージックだった。

しかしコレほど野蛮なサウンドを作るバンドも珍しい。間違いなく本物のピュアロックバンドである。
真骨頂は5曲目の【ONCE AROUND THE RIDE】。
スラッシュでもデスメタルでもないのに充分な程に狂気を滲ませる野性味溢れるワイルドサウンド。ホンモノにしか作り出せないモノだ。

このCINDERELLAの1stアルバムや、SKIDROWのアルバム〈SLAVE TO THE GRIND〉に共通する〈自然と湧き出る〉ワイルドさは、イギリスやヨーロッパのバンドには到底出せない味わい。

本当にいいバンドだ。


LYNCH MOB - Wicked Sensation ★★★ (2014-03-24 12:38:18)

月並みな表現だが、恐ろしく完成度の高いハードロックアルバムだ。
ドッケンのどのアルバムよりこのリンチモブの1stの方が数段〈俺好み〉である。
グループ感といいブルージーでルーズなオニーの歌い回しといい、DOKKENの楽曲と比べ、遥かに純度の高いロック〈いわゆるピュアロック〉である。

曲調も思いの外バラエティーに富み、ノリノリのR&R・ダークでカルト的世界観を展開するヘビーメタル・時折見せるポップなフレーズ・ブルース、と全編を通してジョージの(ギタリストとしてだけではなく)音楽家としての才能をこのアルバムでもひしひしと感じさせてくれる。
ドッケン時代からそうだが、ジョージの手を変え品を買えのバラエティーに富んだ多彩な表現力は、ギタリストとしてでなく、一音楽家としてもっとクローズアップされて欲しい。

メタル誌のアルバム評で某音楽編集者に酷評されたこのアルバム、一体このアルバムのどこを聴いたのだろう??と当時は怒りよりむしろ俺は悲しみに明け暮れていた(こんな鬼のようなRockアルバムが、雑誌のアルバム評の影響により、セールスに影響を及ぼす事の危険性について、当時は心から音楽雑誌のアルバム評の在り方についてつくづく考えさせられた。)