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CLAIR CASSIS Ⅱ
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CLAIR CASSIS Ⅱ
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解説 - CLAIR CASSIS Ⅱ
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-04-04 11:36:32)

2010年発表の9曲入りEP。
ジャケにはバンド名以外の記載は無いですが、同年にダウンロードで発表した「Clair Cassis Ⅱ」のCD盤らしいです。9曲入りと言っても1曲が短めなので、トータルで20分弱の構成。

活動を停止したVELVET CACOONを引き継ぐような構成のバンドですが、VCの最終作「Atropine」が個人的には受け入れがたいマニアックさだったので、大分不安がありましたが…これは良いですね。プリミティブ系に近い、シンプルな2ビートを中心に、抽象的・音像重視なギターワークを乗せたアンビエント寄りのブラックで、「Atropine」と比べると格段に分かりやすい音。

やはりVELVET CACOONを継ぐバンドだけあって、音作りの上手さは特筆もの。ドローンめいたギターワークで、音の空間を歪ませたり撓ませたり、自在に操っている感じ。トレモロによるメロディが派手でなく、薄暗い感じのするものなのも、音像の陰湿な感触にマッチしていて良いですね。「ゲッ、ゲッ」と瀕死の毒トカゲが息も絶え絶えに毒液を吐くようなヴォーカルも味があって良いです(笑)。ただ、この手にしては楽曲が妙に短く、「アイデア集」に聞こえてしまわなくもないかも。陰湿な空間の演出が巧みで、もっと付き合っていたい感じ。

解説付きの日本盤が出るなど、界隈での評価・知名度ともにかなり高かったVELVET CACOONですが、そのメンバーがやってるだけあって興味深い音に仕上がってると思います。催眠力の高いアンビエントブラックで悪夢を見たい方は是非。



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