1988年に東京で結成された、松本孝弘、稲葉浩志の2人で構成される音楽ユニット。
1988年9月21日にシングル「だからその手を離して」、1stアルバム『B'z』の同時リリースでデビューした。CD総売り上げは日本国内だけで8,000万枚を超え、「日本でもっともアルバムを売り上げたアーティスト」(2007年度までで4,200万枚)としてギネス・ワールド・レコーズ認定されている。
初期の作品はギターサウンドを抑え打ち込みを前面に出したTM NETWORKに近いデジタルサウンドであった。これについて松本は「B'zの初期は、確かに(自分がサポートメンバーとして参加していた)TMの流れを汲んでいた」「TMから始まったものが今の僕のスタイルの一部にはなっていると思う」「B'zの初期はテッちゃん(小室哲哉)の影響が大きかった」と語っていたり、メンバーは「デジタルでは絶対に音が作れないギターとボーカルを、デジタルビートと融合させる、というコンセプトで活動している」とも発言していた。松本はライブやレコーディングにTMNのサポートメンバー時代の仲間である阿部薫や久保こーじを招いていた。
ブレイク以降は様々にスタイルを変え、デジタルビートから、ダンス、生の管楽器や弦楽器を導入したアレンジや、4ピースバンドロックなどという風に時代ごとに特徴がある。11thシングル「ZERO」や14thシングル「Don't Leave Me」の頃からロックサウンドへの移行が顕著になって行き、同時に打ち込み音を使用する割合は徐々に減少傾向になる。近年の楽曲はライブ感を重視したものとなっている。
また、洋楽のロックバンドのリフやフレーズなどを頻繁に流用しており、B'zを論評する時に、避けて通れないのが「パクリ」であると言われ続けている。これに関して、松本は「ピントがずれてるよね。ロック好きなヤツがバンドやって、そうならない方が不思議だよ。遊ぶ側のセンスだし、聞く人のセンスの問題だと思うけど」とコメントしている。
メンバー
松本 孝弘 - producer, composer, guitarist
稲葉 浩志 - lyricist, vocalist