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Built for War (火薬バカ一代)
Burning the Road / Steelcrusher (火薬バカ一代)
Steelcrusher / Steelcrusher (火薬バカ一代)
Steelcrusher (火薬バカ一代)
Hell's Unleashed / Anthems of the Damned (火薬バカ一代)
Black Horseman / Anthems of the Damned (火薬バカ一代)
Anthems of the Damned (火薬バカ一代)


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Built for War

イスラエルから世界に向かって飛び出した5人組、'15年発表の3rdアルバム。
順調なリリース・ペースが彼らの活動の好調ぶりを物語りますが、充実した内容の方でもそれをしかと裏付ける。映画のサントラを思わすスペクタキュラーな序曲①に導かれる本編は、バンドの主戦場たる昨今の欧州メタル・シーンの嗜好を踏まえたのか、従来作に比べるとエクストリーム・メタル成分を減退させて、メロディック且つ戦闘的なヴァイキング・メタル成分を増量した印象あり。幕開け役の②が圧倒的スピードで押しまくるのではなく、闘争心を煽り立てる「ヘイ!ヘイ!」コーラスを伴ったエピカルな仕上がりであることもその証左かと。
無論、続く③がヤケクソ気味に飛ばしまくる高速スラッシュ・ナンバーであることからも分かる通り、作品の根幹を成すバイオレントで炸裂感溢れるスラッシュ・サウンドのテンションの高さには微塵も緩みなし。中でもスピード・メタリックなGリフをフィーチュアし猛然と駆け抜ける⑥と、パンキーな喧嘩っ早さとメタリックな構築感を併せ持つ⑨は、メタル魂にボッと点火される名曲っぷりですよ。
3作目なのでぼちぼち変化球でも投げ込んでくるかと待ち構えていたら、予想の裏をかく直球勝負の配球で見事空振り三振を取られてしまったような心持ちに浸れる痛快作。「DESTRUCTION meets MANOWAR」の前評判に偽りなし。

火薬バカ一代 ★★★ (2015-11-09 22:47:23)


Burning the Road / Steelcrusher
スラッシュ・メタルならではの突進力、
エピック・メタルに通じる勇猛果敢さ、
そして体を揺するシンプルなノリの良さ等、
このバンドの持つ様々な魅力が凝縮された
アルバム一押しの名曲。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-05-06 08:59:21)


Steelcrusher / Steelcrusher
バイオレントなスラッシュ・ナンバーでありつつ
欧州パワー・メタリックな血沸き肉踊る野蛮さ、
勇壮なドラマ性が増量された仕上がりは、
まさしくアンドレアス・マーシャルのイラストを
ジャケットに戴くに相応しい出来栄え。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-05-06 08:54:46)


Steelcrusher

デビュー作『ANTHEMS OF THE DAMNED』の高評価をバネに、プロデューサーにKILLSWITCH ENGAGE等との仕事で知られるクリス“ゼウス”ハリスを迎え、ジャケット・アートワークを名匠アンドレアス・マーシャルが手掛けるという万全の布陣を敷いてレコーディング、'14年に発表された2ndアルバム。
本編収録のカヴァー曲⑭⑮⑯の存在が端的に物語る通り、ACCEPTの重厚な突進力、RUNNING WILDのエピカルな構成力、そして聴き手を煽動するノリの良さをMOTORHEADから抽出した上で、それらを現代的にアップデート、更にデス/ブラック・メタル/パンク/ハードコアのブルータリティで攪拌したかのようなスラッシュ・サウンドは、勿論今回も健在。
エピック・メタリックな勇ましさと野蛮さを撒き散らしながら猛然と突進する②④⑦⑬や、聴いてるだけで思わず暴れ出したくなるバイオレントな③⑤⑥といった、リフ&リズムが硝煙弾雨の如く降り注ぐ情け無用のスラッシュ・ナンバーの数々には血を滾らせずにはおられんですよ。
洗練と引き換えに豪快さを薄れさせてしまった音作りは、個人的にはあまり好みとは言えないのですが、ともあれ完成度では確実にデビュー作を上回る充実作。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-05-01 22:54:51)


Hell's Unleashed / Anthems of the Damned
2分台のタイトなランニング・タイムを
好戦的に駆け抜けていくストロング・スタイルの
スラッシュ・ナンバーですが、テンポダウンして
壮大に展開するサビメロは、勇猛且つドラマティックで
メタル魂を大いに盛り上げてくれます。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-05-01 22:49:38)


Black Horseman / Anthems of the Damned
嵐のようなドラムの連打で幕が上がる
スパルタンな曲調、このバンドにしては
長尺の4分弱というランニング・タイムが
エピック・メタル/ヴァイキング・メタルに通じる
雄々しさでもって聴き手の闘争心を煽り立ててくれます。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-05-01 22:43:19)


Anthems of the Damned

元NOISE RECORDS総帥、カール・U・ウォルターバックに見出された5人組が、'12年に、その彼が新たに興したSONIC ATTACK RECORDSから発表したデビュー作。
デス/ブラック・メタルの洗礼を通過した暴力性をもって、けたたましく吹き荒れるリフ&リズムの暴風に晒される本作は、「イスラエル出身」と聞いて、勝手にエキゾチックな要素を期待してしまうこちらの先入観を爆砕する、タイトに締まったバイオレントなスラッシュ・サウンドが持ち味。
その一方で、本編半ばに鎮座ましますのは、アートワークの世界観を反映したかのような野蛮にしてエピカルな雰囲気も湛えた③⑥⑧。かと思えば、終盤にはANNIHILATOR風のロックンロール・スラッシュ⑩、パンキッシュな⑫、クリスマス・キャロルとブラック・メタルが悪魔合体した(その結果、なぜかジャーマン・メロパワ・メタリックな仕上がりになった)⑬があったりして、とにかく「思い付いたアイデアを片っ端からブチ込んでみました」的な作品。
激烈なスラッシュ・メタル・アルバムとしては一本筋が通っているので、焦点が絞りきれていない!と目くじら立てるよりも、演りたいことを演りたいように演り散らかした、新人バンドらしい前のめりな勢いを買いたい1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-04-30 22:56:00)