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T-REXというとギンギラギンの薄っぺたいポップロックのように思われていて、HR/HMファンからすると軽く思われがちだけれど、グラムロックはビートルズ解散以降、ハードロックの登場までの数年間、その過渡期にあって、イギリスをはじめ全世界を席巻していた。。特にデビッド・ボウイとともにグラム・ロックの雄とされたマーク・ボラン率いるT-REXは日本では、一時は絶大な人気を誇っていた。この曲は、グラムロックが下火になってきた時期にリリースされて、グラムロック本来のもつ凄みを濃縮したような曲であったにもかかわらず、グラムロックファンも含めて相対的、一般的評価はイマイチのようである。しかし、この曲の持つパワーや独特のリフはこの後登場するHR/HMに通じるハードさ、ワイルドさ、それとグラム独特の妖艶さを兼ね備えた隠れた名曲といっていいと思う。。。また、この曲の素晴らしさは、グラムといった一種のファッション・ムーブメントといったカテゴリーを越えたマーク・ボランの音楽性の持つ妖艶な魅力を見事に凝縮した作品であり、ロックファンなら一度は聞いておきたい作品である。DPやZEPもいいけれど、ボランを知らなきゃ、単なるメタル馬鹿ですよ!

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