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2008 DEMOS
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2008 DEMOS
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解説 - 2008 DEMOS
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-05-14 18:37:29)

2008年発表のデモ2作(「Glemt」「Lonely Soul」)を、2012年にPest Productionsが纏め、CD化して再発したもの。500枚限定。30枚限定でテープ版も出ているとか。

タイプとしては、典型的な鬱ブラックのスタイルといっていいと思います。憎悪をたっぷりと込めて絶叫するヴォーカル、基本的に覇気も生気もないミディアム~スローで進行していく曲展開、陰りのある…というか、陰鬱さしか感じられないようなメロディセンス…と、ほぼこのジャンルのテンプレートに沿った音作りが成されていると言えるでしょう。

テンプレ通りの音でありながら、楽曲によって聴かせ方が違うのが良いですね。メロディは控えめで、ノイジーなリフが精神を削っていくような音だったり、アルペジオの残響が無情さを強調していたり、鬱々しいトレモロをゆるゆると垂れ流したり、伝え方のバリエーションは違えどどの曲もひたすら絶望感を振りまく事に終始してます。

何気に胸を掻き毟るような、歪み切ったヴォーカルなんかはかなり良い線行ってると思うし、鬱ブラックとしてはごく良質な作品といえるでしょう。ただ、個人的にはもう一声なにかこれというものが欲しい所。



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