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DELUGE (2013年)
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-05-20 23:45:06)

2013年発表の1st。

End All LifeからリリースされているREBIRTH OF NEFASTとのスプリットが、ショップやレビューサイトなどでも割と大きく取り上げられていた事もあって、バンドの知名度はそれなりなのではないでしょうか。単体での初のフルアルバムとなる今作は、これまたブラックの有名レーベルDebemur Morti Productionsからのリリース。

流石に名門レーベルからのリリースを続けているだけあって、プリミティブ系のバンドに近い邪悪な感性を持ちながらも、テンプレ的な作風よりも一段上の表現力のある音を出してると思います。この手のバンドってトレモロのメロディを魅力的に聴かせる事が出来る者は少なくないですが、このバンドはそれ以外のパートも同等か、それ以上に魅力的に聴かせられる音作りのセンスがあるのが、まずは特筆したいところですね。

プロダクションはプリブラにありがちな高音域を殊更に強調したノイジーさではなく、Rawさをしっかり残しつつ低音も効かせたものですが、これがブラックの塗り潰すようなリフのフレーズとの相性が素晴らしく良い。ドス黒い何かが大挙して押し寄せてくるような、不安を掻き立てる抑鬱的な音。ヴォーカルが音の奥から聴こえる様なミックスなのも、音の「黒さ」の奥行きを感じさせ、プラスになってるように思います。ドスの効いた中で、感情を込めて聴かせる、メリハリのあるヴォーカルのパフォーマンスそれ自体もなかなかに素晴らしい。

極端にRawだったり、ミニマルだったりという作風でカルト性を演出するバンドは多くいますが、このバンドは展開もしっかりしているし、プロダクションのクオリティもこの手としては良い方ですが、そういった手法を採用するバンド以上にカルトな雰囲気が漂ってます。邪悪な音を求めている方は是非。



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