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Fimbulwinter (Usher-to-the-ETHER)


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Fimbulwinter

2012年発表の2nd。

キーボードや笛、ストリングスなどによる民族的クサメロと、メロブラよりはメロデスに近いギターワークなど、EQUILIBRIUMやELUVEITIE、FINNTROLL辺りの流れを汲むフォーク/ペイガンメタル。ヴォーカルもデス声メインで、エクストリームメタルらしい激しさこそあるものの、邪悪さや思想的な過激さは殆ど感じられず、代わりにクサメタラーを悶絶せしめるドラマティックさが重視されている感じ。スペインのバンドなのに「Finnish Polkka」なんて曲もあります(笑)。

1曲目のインストから映画音楽さながらのスケール感で迫ってくるなど、この手としてもドラマ性を感じさせる「広がり」を重視しているような印象があります。EQULIBRIUM辺りよりもダイレクトなクサさは抑え目ですが、代わりにこのスケール感のある広がりで勝負に行っている感じ。ただし上記の「Finnish Polkka」など、一部で上記のバンドに勝るとも劣らないクサさを発揮している場面も見受けられるのが良いですね。

ややマイナー臭があるのは否めないですけど、メロディの良さは十分に及第点かと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-06-02 20:38:41)