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BEYOND THE LIGHT (2004年)
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BEYOND THE LIGHT
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解説 - BEYOND THE LIGHT
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-06-19 22:45:13)

2004年発表の1st。

刺々しく、人を寄せ付けないムードのノイジーなプロダクションに、儚げなアルペジオやメロウなベースライン、泣きの篭もったリードメロやアトモスフェリックにバンドを包み込むキーボードなどを交え展開する、鬱要素の強いミッドテンポ中心のブラック。絶叫するヴォーカルをやや引っ込み気味にし、音が割れたようなノイジーなリフを前に出したプロダクションが結構独特で、メロウながら厭世的なムードが色濃く出ていますね。

ただ、基本的に刺々しい音作りながら、キーが入るパートや妙な味のあるドラムと共に疾走するパートなど、音数が増えるような箇所では相対的にノイジーさが軽減されて良い感じに。また、アルペジオのフレーズは鬱ブラックの中でもかなり秀逸な方で、聴き手を徐々に俗世から切り離していくような魅力がありますね。中でも前半部をヴォーカルとキー、アルペジオのみで聴かせ、儚さを強調した「…and I shall exist no more」は異色で出色の出来。他の曲では世を疎んじて苦悩していた感じですが、これは既に召されかけてます(笑)。

2004年というとまだポスト/シューゲイザー志向のブラックって一般的では無かったように思いますが、これは鬱感情メインながら若干そういったテイストも入っている気がします。何気に疾走パートの使い方も面白い好盤だと思います。



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