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ZODIAC 反逆のギター戦士
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ZODIAC 反逆のギター戦士
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解説 - ZODIAC 反逆のギター戦士
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Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2014-06-23 14:41:25)

数多くのスタジオワークでの功績は勿論、浜田麻里のバックやTMネットワークとのお仕事など、のちにそこから派生したともとれるデジタルサウンドで鳴らしたフェンスオブディフェンス(松本孝弘のように開き直れなかったのがセールスに繋がらず残念)等で活躍をしている北島健二が1981年にリリースした1st。実に彼の味のあるギターワークが炸裂しています。ソロ形態ですが歌入りでZEP風の渋めのHM/HRサウンドが展開されており聴き応え十分、ジェフ・ベック愛溢れるエモーショナルなギターと確かなテクニック、ワビサビを経た懐深いプレイは実に心地よい響きです、バックを支えるメンバーもZEP風のプレイで成り切り度も相当なものでシンガーとして全面参加の織田哲郎の仕上がりは相当なものだ、当時の録音技術だし迫力不足なサウンドではあるかもしれませんが、みんな演奏が上手いんですよね。テクノロジーにより掛かり過ぎていない生身のサウンドを体感できるのです。ジェフ・ベック愛溢れる⑦の成り切り度も上々な古典的スタイルを継承するバンドサウンドに拘った一枚ですね。



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2021-07-05 23:25:07)

“SARA”や“時の河”等のヒットで知られるFENCE OF DEFESEのギタリストにして、数多のセッション・ワークで鳴らす北島健二が’80年に発表した1stソロ・アルバム。
その昔購入した廉価版のCDには北島以外の参加メンバーのクレジットが載っていなかったのですが、現在ではちょいとネット検索を掛ければ、「ゲストVoは学生時代の同級生でもある盟友・織田哲郎」「リズム隊が山下達郎バンドでの活動で知られる青山純と伊藤広規」、「Key奏者には難波正司」といった腕っこきのメンバーが参加する隙の無い布陣でレコーディングが行われた…と、簡単に分かってしまうのですからありがたい限りですよ。
北島と織田が組んだバンドといえば、織田哲郎&9th IMAGEを思い出しますが、ブルース・スプリングスティーンの流れを汲むストリート・ロックンロールを志向していたあちらに対し、本作は更にご両人のルーツへと遡る、LED ZEPPELINやジェフ・ベックを彷彿とさせるシンプルで骨太なHRサウンドを追求。正直『反逆のギター戦士』なる邦題から、もっとヘヴィ・メタリックなスタイルを期待していたので若干肩透かしの感は否めず、「いつかこういう渋い音も楽しめる男になりてえなぁ」と念願しつつも未だ叶わぬチャイルディッシュな身の上ゆえストライクゾーンど真ん中の作品とは言えませんでしたが、関わってる面子が面子だけに当然クオリティは高く、特にイントロの転調を挟んで曲のイメージがガラリと変わる②、ジェフ・ベックの名曲“哀しみの恋人達”を彷彿とさせる⑦のような、北島のGが切々と泣きメロを紡ぎ出すバラード系の楽曲はニクイ程にエモーショナル。
次作と甲乙つけ難いクオリティを有する、聴くほどに好きになる1枚です。



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