この曲を聴け!
最近の発言
Teutonic Storm / Venomizer (火薬バカ一代)
Venomizer (火薬バカ一代)
Traitor / Thrash Command (火薬バカ一代)
Thrash Command / Thrash Command (火薬バカ一代)
Thrash Command (火薬バカ一代)


MyPage

TRAITOR - 最近の発言
モバイル向きページ 
解説 - 最近の発言
新しいコメント・評価 (タイトルをクリックすると当該項目に移動します)


Teutonic Storm / Venomizer
KREATOR、SODOM、DESTRUCTIONの三羽鴉を始め、
EXHUMER、DEATHLAW、DARKNESS、VIOLENT FORCE、TANKARD、
LIVING DEATH、ANGEL DUST…といったドイツの
先輩スラッシャーたちが残した名作のタイトルが散りばめられた歌詞から、
ダーティなシャウト、刻んで刻んで刻みまくるGリフ
それに突進三昧のリズムまで、「ジャーマン・スラッシュ・メタル」
に対するリスペクト精神に満ちた逸品。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-06-08 23:43:14)


Venomizer

デイヴ・ムスティン似の兄ちゃんが描かれた1stアルバムのジャケと、そこに託された超オールドスクールなスラッシュ・メタル・サウンドが印象的だったドイツの5人組が、’15年に発表した2ndアルバム。ちなみにプロデュースは前作同様に元SANVOISENのヴァゲリス・マラニスが担当しています。
んで音楽性はといえば、これが何も変わってない。今やエド・レプカにも匹敵するスラッシャー相手の仕事量を誇る、アンドレイ・ボウジコフ謹製アートワークが与えてくれる信頼感を全く裏切らない、純度100%、混ぜ物なしのスラッシュ・メタルを今回もプレイ。喉よ裂けよとばかりにインテンスなシャウトをひり出すVo、粗挽きリフを絶え間なく撃ち出す2本のG、馬力にあかせてドカスカ突進三昧のリズム隊と、まるでヒネった所のない猪突猛進型パフォーマンスも、もろ80年代のジャーマン・スラッシャーの伝統を受け継いでいます。
とはいえ演奏は非常に達者でサウンドはタイトそのもの。そのため往年の独産スラッシュ勢に顕著だった「でもやるんだよ!」というハチャメチャ感は薄め。そこに物足りなさを覚える剛の者もいらっしゃるでしょうが、個人的には、カッコ良さが何一つスポイルされることなくダイレクトに迫り出して来るこのサウンドを断固支持。特にスラッシュ三羽鴉を筆頭に、EXUMER、TANKARD、DARKNESS等々…ジャーマン・スラッシャーが残した名作タイトル群が歌詞に散りばめられた⑦はリスペクト精神溢れる名曲ではないかと。
その他にも②④⑧等、スラッシュ馬鹿一代っぷりが徹底された充実作。大好きですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-06-07 23:40:07)


Traitor / Thrash Command
バンドのテーマ・ソングであるだけでなく
80年代に活躍したジャーマン・スラッシャーへの
トリビュート・ソングでもある名曲。
痙攣気味に刻まれるGリフといい、
鞭打つように疾走するリズムといい、
絵に描いたような「スラッシュ・メタル」っぷりが
痛快無比な1曲。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-07-09 23:12:34)


Thrash Command / Thrash Command
鬼のようなGリフの刻みっぷりと遮二無な疾走感が、
まさしく80年代の独産スラッシュ勢を彷彿。
諸先輩方に比べると、Voに狂気が感じられず、
また崩壊寸前の前のめり感もありませんが、
その分演奏はタイトで楽曲もキャッチー。
リーダー・トラックに相応しいカッコ良さを放っています。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-07-09 23:08:38)


Thrash Command

ドイツの4人組が'12年に発表した、若き日のデイヴ・ムスティン風の兄ちゃんが描かれた、アンドレアス・マーシャル画伯謹製イラストをジャケットに戴く1stアルバム。
故国ドイツの先輩バンド群に熱烈なリスペクトを捧げているだけあって、本作で彼らが追求しているのは、Gリフの機銃掃射具合といい、リズムの絨毯爆撃っぷりといい、正しく80年代ジャーマン・スラッシュ・メタルを彷彿とさせる焦土サウンド。
と言っても、このバンドの場合はプロダクションは結構しっかりしていますし、何より演奏がタイト。かつての独産スラッシャーにありがちだった、目指す音楽性の高みと現実のスキルとのギャップが(意図せずに)生み出す、「無茶を通せば道理が引っ込む」前のめりな爆走感覚は希薄です。これを良しと取るか否と取るかは聴き手次第ですが。
喉を潰したヒステリックなシャウトと、キレキレな演奏が脇目も振らず突っ走るアルバムのリーダー・トラック①や、イントロで焦らしてから激走へと転じる⑤、80年代独産スラッシャーへのトリビュート・ソングでもある⑦、更には欧州へヴィ・メタリックなドラマ性を宿した⑨みたいな楽曲もこなしたりと、実に将来性に期待を持たせてくれる1枚です。

火薬バカ一代 ★★★ (2014-07-07 23:18:21)