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At One with None
スウェーデン産HM2021年作
最近たまに楽しんでいる作品。MetalBladeからのリリースなので、恐らく肌に合わんだろうなとは思っていたが、案の定合わない。
特にドラムが煩いんだよね。バスドラが刻み過ぎだし、スネアもバシバシ力一杯叩いてて、なんだか平べったい。
だったら聴くなよ、と思うかも知れないが、このラフの感じと、ギターのリフ、質感はなかなかツボにハマるんですよ。
もう少しギターのリフもスリムな音質だったらいいのに、とは思うが、刻み過ぎではあっても、鈍重なリフがカッコいい。
スピーディーなリフも多く登場するが、意外に受け入れることができている。ガムシャラな感じが結構心地よい。
そういうリフにギターソロが乗るところの雰囲気も申し分ない。だからこそ、全体的に賑やか過ぎる点が勿体ない。
そういう今一歩足りないバンドは多いと思うが、このバンドが捨てがたいのは、ヴォーカルスタイルに魅力があるからだ。
まるでKingDiamondのような裏声が登場するんですが、コレが結構シビれる。随分昔にハマったKingDiamond的ノスタルジーが魅力である。
楽曲は結構カッコいいし、走り気味の独特のグルーヴ感もいいね。しかし。なんにしてもMetalBlade録音から離脱しないとボク向けではナイな。
kamiko!
★★
(2022-05-18 07:34:10)
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