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LEKAMEN ILLUSIONEN KALLET
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解説 - LEKAMEN ILLUSIONEN KALLET
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-08-10 13:14:20)

2007年発表の3rd。

関連バンドに目を通してみると、ARMAGEDDAを始め、BERGRAVENやWHIRLINGなど、スウェーデンのオカルト系・スピリチュアル系なグロテスクなブラックを演ってるバンドが名を連ねている時点で、音楽性の方は「お察しください」って感じですね(笑)。このバンドも当然その流れを汲んでおり、地下で密やかに行われる、淫蕩で変態的な儀式をこっそり覗くかのような、妖しいムード満点のアヴァンギャルドブラックが展開されています。

路線としては、VED BUENS ENDE辺りが近いでしょうか。あのバンドの持つ有機的な薄気味悪さを殊更に強調したような、ミッドテンポ中心で妖気漂うメロディを聴かせる、ダウナーで如何わしい音。個人的には、その如何わしさをより強調するようなヴォーカルがなかなかにツボですね。デス声ではなく、マイルドなクリーンやウィスパーで聴かせるスタイルですが、クリーンは朗々としていて「良い声」なのに、この音と合わさるとなんだか変態的に聴こえてきます(笑)。紳士を通り越して変態紳士的というか(笑)。

この如何にも妖しげなムード、個人的にはかなりツボなんですよね。明らかに聴き手を選ぶ音というのは分かってるんですけど、それでもお勧めしたくなります(笑)。でも購入は自己責任で。



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