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Winds of Change (失恋船長)


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Winds of Change

ギターのMANTASさんがVENOM脱退後の1988年にリリースした1st。バックで高らかに鳴らすキーボードが活躍するメロディックな英国HM/HRサウンドにまずは驚き、そのクオリティの高さに再度驚かされます。VENOM時代のサウンドを期待すると完全に肩透かしを喰らいますが湿り気のある純度の高い正統派HM/HRサウンドの質の高さは聴き応え十分、④⑦⑨のインストナンバーで聴ける華麗なギターワークと軽快なメロディの数々に心踊らされ、それ以外の歌モノもテンポアップされた曲が多くリピート率も高まり、やや平坦な音質ではありますが捨て曲なしの名盤と言いきれるほどのクオリティを誇っていると思います。張りのある歌声のシンガーもこの手の楽曲を歌うには申し分ない逸材で英国的メロディアスHM/HRを嫌みなく表現してくれているのも好印象。キャッチーでメジャー感もあるしスピードと哀愁のメロディが高次元でメタルな世界観の中で昇華されている今作は正統派マニアにおススメの一枚です。

失恋船長 ★★★ (2014-08-16 19:52:18)