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GO FOR THE THROAT (1988年)
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GO FOR THE THROAT
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解説 - GO FOR THE THROAT
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★ (2014-08-16 22:59:29)

サン・アントニオのSLAYER、人呼んでS.A. SLAYERの1stフル・アルバム('84年)。
このバンド名で、しかもアメリカ南部の魔境(偏見)テキサス州出身とあっては、さぞかし恐ろしい『悪魔のいけにえ』チックなメタルを聴かせてくれそうなもんですが、実際のところ、本編を再生すると流れ出すのは「一発キメた“EXCITER”」といった趣きのOPナンバー①。作品全体としても、あの頃のJUDAS PRIESTをお手本にしていることは明白な正統派HMサウンドを志向しています。
尤も、当時勃興著しかったスピード/スラッシュ・メタルの切れ味の加味された作風は相当にアグレッシブですし、高低差の激しいメロディを追いかけるVoや、RIOTのメンバーでもあったドン・ヴァン・スタヴァン(B)、後にバカテク・バンドWATCHTOWERに加入するロン・ジャーゾンベク(G)、SACRED RICH、MACHINE HEAD等での活躍で知られるデイヴ・マクレイン(Ds)ら、腕利きメンバーによって淀みなく繰り広げられるダイナミックな曲展開は、バンド名に相応しい(?)オドロオドロしげな雰囲気も醸成。
特に前述の①や、ツインGが印象的な②、大仰に歌いまくるハイトーンVo(やや線が細いのが惜しい)を活かした劇的な⑤⑧といった楽曲のカッコ良さは、音質の貧弱さを差し引いても余りあるモノ有り。
先頃、漸くリマスター再発がかかりましたので、この機会に是非ご一聴をば。




2. 聖なる守護神 (2016-11-12 18:05:14)

アラン・テッシオが在籍しトったHADES辺りに近いモノがあるネ。
メンツがメンツだけに大きな期待をしたらスカされること請け合いの迷盤だし、そのメンツが凄いからと云って名盤が生まれる訳ではないという"典型的悪いお手本!?"なのが本作だ(⑤での初っ端King Diamondしてる歌唱は少し笑えるし、g.プレイも少しラ・ロックしトるヨ)。
ソレに半数の楽曲を手掛けその作曲能力を期待したいドン・ヴァン・スタヴァン(B.)も本作では全くの期待外れというのも...ナンだか悲しいね(苦笑)。
まぁg.プレイなどは所々オッと前のめりになるメロディも飛び出してくるんで、決して駄作ではないが一般メタラーには少しキツイだろう...が、カルトメタルを夜な夜なオークションなどで漁っている諸氏達には逆にコレが堪らないのかも知れんが...ネ(笑)。
Ps.)購入するなら本作よりも少し出来が良い'83年5曲入りデビューミニ"Prepare To Die"とカップリング再発されている『SKOL Records』盤をおススメする(どうも'13年再発盤と'15年再発盤というモノか存在するらしく、後者の方が音が良くなっているらしい)




3. 失恋船長 ★★★ (2018-03-07 12:47:56)

このバンドは1983年にEPをリリース後に活動停止。その後、失意の中でバンドを解体したRIOTのマーク・リールと合流して-Mark Reale Project~NARITAと流れていくドン・ヴァン・スタヴァンとMACHINE HEADで大出世するデイヴ・マクレイン、ハイトーン系のシンガー、スティーブ・クーパーが居た事がマニア心を擽る存在として知られています。
実際に今アルバムのリリース時にバンドは実態がなくRIOT人気にあやかったとも言われているが真偽の方は不明です。

作風としてはメイデンやJP風味を盛り込んだ光沢のあるアングラUSパワーメタルサウンドを真っ向から聴かせています。その実直な作風に遊び心も少なく、視野の狭い音と思うだろうが、個人的にはRIOTをスラッシーにしたような音に聞こえ、大変興奮した事を覚えています。勿論、堅物で不器用な剛直メタルなんですが、時折切れ込んでくるメロディなどには『Thudersteel』に通ずつものがあると思いますよ。
この手のマイナーアルバムに悪評を叩きつけるのは簡単なのですが、USアングラメタルが大好きな方なら大いに楽しんでもらえるでしょう。そしてRIOTマニアもルーツの一つとして楽しんで欲しいですね。



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