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Shadows (失恋船長)


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Shadows

プロデューサーにエドワード・ヴァン・へイレン、ギターはあのダニー・ジョンソンです。これだけでマニアなら手を出したくありますよね。女性シンガーを擁する5人組による1988年リリースの1st。ワーナーからのリリースだし売れておかしくない環境は揃っておりますが、女性シンガーの線の細さと没個性に類型的なAORサウンド、アルカトラス時代同様控え目なダニーさんのプレイと気をつけていないとサラッと流れていくのですが、逆にいえば職人肌のテクニックに裏打ちされた押さえ目のプレイはハスキーなクリスタルヴォイスを健気に支えコマーシャルリズムも高めな楽曲の中で心地よく鳴り響いていきます。ハードな楽曲の合間に、残暑厳しい昨今のような日の清涼剤として、制汗スプレーのような心地よさを覚えます。まぁ売れ線志向が鼻につくバブリーな時代のアルバムなんで、そのあたりが苦手な人はダメでしょうね。当時の僕もラックの底、一直線なサウンドでしたからね。AORすぎるわってなもんでしたよ

失恋船長 ★★ (2014-08-26 20:22:53)