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THE STRANGE INCONVENIENCE (2013年)
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THE STRANGE INCONVENIENCE
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解説 - THE STRANGE INCONVENIENCE
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1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-09-01 03:30:19)

2013年発表の2nd。

前作では基本的にプリミティブブラックの形式を取りつつも、サイケデリックなアプローチを見せていましたが、今作ではスラッジ/ドゥーム方面に大きく接近、更にサイケで暗黒な路線へと舵を切ってきましたね…。暗黒なエナジーで塗り潰すような引き摺り系のリフと、やたら真に迫ったがなりヴォーカルが、純度の高い闇を生み出していくようなサウンドで、作風を変えつつも更に暗黒度を高めてきたという印象。

スローテンポが中心で、最早スラッジ要素がブラック要素より色濃いくらいの音ですが、ギターリフには元フレンチプリブラらしい色気のようなものがあるのが良いですね。神経が引き攣るようなフレーズ、どす黒い靄で包み込むようなフレーズなど、ノイジーな引き摺り系リフをベースにしつつしっかり変化を付けられている感じ。所々で聴ける、強烈なサイケデリックさを発散する、幻惑的なアルペジオも聴き所。

正直この作品はNAHEMAHメンバー関連バンドというイメージからプリブラを期待すると肩透かしもいいところですが、純粋に暗黒メタルとしてはかなり良い出来だと思います。所属レーベルのAvantgarde MusicはNORTT、ASOFY、THAWなど、ドゥーミーで暗黒な優れたブラックメタル作品を多数リリースしてますが、そのカタログにまたレーベルのネームバリューを高めるような、良質な一枚が加わったと言えるでしょう。



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