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Colossal Darkness
(Usher-to-the-ETHER)
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Colossal Darkness
2013年発表の1st。
シンフォニックなキーボードによる、ヴァイキングメタルにも通じるスケールの大きい華美なクサメロが、大仰なドラマ性を演出するエピックでメロディックなブラック。バンド名は指輪物語の中の五芒星の形をした島の名前から取ったらしく、ヴァイキングメタルそのものと比較すると、メロディは土着性よりもファンタジックな傾向が強い感じがします。
特筆すべきはそのファンタジックなメロディで、インスト明けの2曲目イントロのシンフォ具合から既に悶絶。そしてサビでクリーンに歌い上げられる、これまた大袈裟なメロディにまた悶絶。そもそも、この曲の「ジ・エターナル・チャンピオン」という曲名からしてクサいです(笑)。攻撃性もある程度備えており、暴虐な疾走と持ち前のクッサクサなメロディが絡む「Chronomancer」はアルバム随一の名曲。
ギターワークはどちらかというとメロデスに近く、リードフレーズやギターソロもキーボードに負けじとクサいです。ただ、ブラックとしてみるとリフに色気が足りない気がするんですよね…。特にキーボードが大仰なメロディを奏でたり、泣きのギターソロが入ったりしていないパートは、「なんでここでクサトレモロ来ないんだろう…」って感じで、結構不満も。
まあ、そう感じるのは私がトレモロリフフェチだからで、基本的には音もクリアですし、聴きやすい音かと。ファンタジックでクサいメロディが好きで、メロデスも行けるシンフォニック・ブラックファンであれば是非。
Usher-to-the-ETHER
★★
(2014-09-05 00:45:59)
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