この曲を聴け!
K
|
アヴァンギャルド/エクスペリメンタル
|
ディプレッシブ・ブラック
|
ドラマティック
|
ブラックメタル
|
プログレッシヴ
|
メロディック
|
叙情/哀愁
|
鬱/絶望
KARG
最近の発言
Malstrom
(Usher-to-the-ETHER)
MyPage
KARG - 最近の発言
モバイル向きページ
Tweet
解説 - 最近の発言
→解説を作成・修正する
新しいコメント・評価
(タイトルをクリックすると当該項目に移動します)
Malstrom
2014年発表の4th。
「プロビデンスの目」を象ったと思しきバンドロゴが目を惹き、中古で安価であったのとレーベルが有名どころだった事もあり、何となくでレジに持っていってしまったんですが…これは良いですね。タイプとしては鬱系に分類されるであろうブラックですが、葬式ドゥーム的凌遅系サウンドではなく、ロック的リズムも取り入れたドラマ性に富んだものでLIFELOVERやVIDHARR辺りに通じる音。
この作品は上記したバンドに見られるようなアヴァン要素は薄く、トレモロリフを中心とした「メロディで聴かせる」事を最重視したかのような作風。バンドロゴのおどろおどろしさとは裏腹に、儚さや哀愁の感じられるメロディのセンスは、鬱ブラックでもかなり秀でているように思います。人生に対するやり場のない怒りをぶつけるような、感情の篭もったハーシュなヴォーカルもあり、決して甘い雰囲気にはなっておらず、人生の儚さに思いを馳せつつウイスキー片手に睡眠薬を一錠一錠呷っていくような、絶望的で陶酔的なムードに満ちてます。人生愛好度でいったらLIFELOVERと勝負できるレベルなんじゃないでしょうか。
鬱ブラックとしては、今まで聴いてきた中でもかなり好みな音を出しているバンドで、思いがけない掘り出し物に大満足。絶望感やナルシシズムを感じさせつつ、メロディの美しさを重視した雰囲気が好きであれば、お気に入り盤になること間違い無しの良盤です。
Usher-to-the-ETHER
★★★
(2014-09-26 22:41:41)
→
同意(0)
|
twitter
|
Facebook
this frame prevents back forward cache