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LIVE IN GRONINGEN
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解説 - LIVE IN GRONINGEN
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1. Usher-to-the-ETHER ★★ (2014-10-02 22:30:14)

2013年発表のライブ盤。
何故か2004年(Attila在籍時)の音源を今頃になって発表。
如何にも指紋が付きやすそうなメタリックなデジパックが目印(笑)。

これ程の知名度を誇るバンドとしては、正直プロダクションは微妙ですね。音がやや小さい上に、ギターの音作りがグシャッとしている感じ。ただ、クリアな音作りよりも楽曲の持つカオティックな雰囲気を浮き彫りにしていると思うので、却ってこうした音質の方が良かったのかも。ライブでもドラムが生になったりはせず、同期を流して演奏している模様。

しかし、こうして聴くとやっぱりこのバンド、楽曲が良いですよね。サイバーな要素を取り入れてるだけでなく、しっかりブラックメタルらしい不穏さが息づいているというか。時折入るトレモロのメロディがいちいちダークで素晴らしい。また、Attila Csiharのパフォーマンスも耳を惹きますね。いつものドスの効いた呪詛声はライブで更に悪魔的な響きを増してますし、彼独特の喉を鳴らすような喚き声も実にかっこいい。

私の好みからすれば、音質はWATAINやEMPERORが近年発表したライブ盤くらいがベストだったんですが、流石にそこまで望むのは贅沢でしょうか。マスターの音源が2004年ですし。とは言っても、当時の彼らの作品が持っていた不穏な空気感を、よりダイレクトに浴びれる作品なので、ABORYMが好きであれば購入する価値は大有りですよ。



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