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MAGIA GWIEZDNEJ ENTROPII (2013年)
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MAGIA GWIEZDNEJ ENTROPII
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解説 - MAGIA GWIEZDNEJ ENTROPII
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Recent 50 Comments



1. Usher-to-the-ETHER ★★★ (2014-10-20 22:18:12)

2013年発表の1st。
実はこの作品も某所のセールで格安で購入できたんですが、投売りされるのは余りにも惜しい好内容ですよ、これ…。

内容としては、暴虐性よりも地下臭い雰囲気をより重視したような、オカルトめいた雰囲気漂うブラックメタル。音の作り方は非常に上手く、フレーズを聴かせるのに十分なクリアさを保ちつつ、地下臭い湿り気も感じさせるプロダクションはブラック好きであればかなり共感できるはず。トレモロと歪みのバランスの良さは、スウェーデンのCRAFT辺りに通じるものがあると思う。

その、トレモロリフのメロディが、また素晴らしいんですよね…。メロウながら、精神世界に踏み込むようなスピリチュアルな感触があるというか。ポーランドのバンドですが、桜の木の下に死体が埋まってる的な恐ろしさがあると思う。メンバーは同郷の、これまた高いメロディセンスを持つバンド、LEICHENGOTT絡みということで、このエグいまでのオカルティックなトレモロリフも頷けます。

また、単にアングラなブラックメタルというだけでなく、タメの利かせ方だったりメロディアスなリードギターのメロディだったり、時折オカルト系ハードロックバンドが演りそうなフレーズが出てくるのも特徴。泣きメロが横行する後半は若干メタリックになりすぎな気はするものの、前半部はブラックそのものが持つ禍々しさと合わさる事で、上手くメリハリの付いた音になっているように思います。決して禍々しさだけの一枚岩だけじゃない仕上がり。

これは定価で買ったとしても、それ以上の価値はあったと断言出来たであろう、かなりの良盤ですね。個人的にはよりオカルト性高いメロディが聴ける前半部が特に気に入ってますが、後半部の泣きメロパートもそれはそれでかなり高品質ですし、お勧めできる作品です。



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