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ALBION (2014年)
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ALBION
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解説 - ALBION
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1. ムッチー ★★★ (2015-01-01 00:28:03)

2014年にリリースされた11thアルバム。ボートラ含めて全11曲で58分の作品。
いつも通り、全作詞作曲・プロデュースはゲイリー・ヒューズ(Vo)、
ミキシングとマスタリングはデニス・ワードが務めていて、楽曲の質・音質ともに安定しています。
TENの音楽性に関しては、今さらブレるわけもありませんからね、
相変わらず素晴らしい、抒情性たっぷりなドラマティック・ハード・ロックです。
前作・前々作に勝るとも劣らない、満足感たっぷりな作品であります。

さて、今回も恒例のメンバーチェンジがありまして、リードギタリストが交代しています。
前作で新加入したダン・ミッチェルが早くも脱退。個人的に彼のプレイは気に入っていたので残念。
そして、新たにダン・ロシンガナとスティーヴ・グロコットという2人のギタリストを迎え入れ7人編成に。
これには驚きましたが、このような新たな要素が良い刺激・変化となって作用していると感じました。
ジョン・ハリウェル(Gt)は昔からどこを弾いてるのよって感じなのでどうでもいいとして(笑)、
大体のリードパートはレフティのロシンガナが弾いているようですね。
タイプとしては『STORMWARNING』でプレイしていたニール・フレイザーに似ていて、
色気のある艶やかなトーンが魅力的な、非常に良いギタリストで納得しました。
グロコットは少し濁ったトーンでフラッシーなフレーズを弾いている感じかな。
曲によっては2本のギターが美しく絡み合うパートもあり、TENの新たな魅力となり得るかもしれませんね。

楽曲は先に述べたように、特に変化はなくTENらしい素晴らしい曲が満載なのですが、
初めの印象としては、他のアルバムよりも地味に感じるところもあるかもしれません。
これというキメ曲的な存在が無いですし、⑥"A Smuggler's Tale"・⑦"Die For Me"はちょい渋いタイプ、
それに、他バンドからの借用フレーズや過去の曲の焼き直し的な要素も少々気になって、
さすがにそろそろアイディアが枯渇してきたのだろうかという印象もありました。
しかし、何度も聴いてみれば、やはり味わい深くて素晴らしい作品だと思いました。
本当にTENは期待を裏切らないバンドです。そして、ゲイリーのヴォーカルは実に美味!

来年初頭にも早くも新譜をリリースする予定らしいので(って、もう2015年になってるだと!(笑))、
それへの期待も高まりますね。ぜひ楽しみにしたいと思います。



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