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1. 失恋船長 ★★★ (2014-12-13 18:49:45)

今は麻倉晶という芸名で活動している元ロマンティックモードのシンガーだった彼女が斎藤さおり名義で1991年にリリースしたアルバム。アイドルは勿論ですがアニソンや打ち込みJ-POPは門外漢なので彼女がどのような立ち位置でどのような活動をしているかは存じませんが、今作はメタル系アーティストがバックを支えるハードな歌モノロック。曲のタイトルなんかである程度、出てくる音も想像つきそうですが、西田昌史作曲の①からヘヴィなサウンドが飛び出し驚きます。その後も日本人好みの哀愁と適度なポップさが嫌みなく溶けだしたハード目のサウンドが流れ、西田昌史の奥さんだった川島だりあやエリック・マーティンとデュエットした須藤あきら等のJ-POPサウンドにピリッとしたハードさを絡めた楽曲が好みの方なら楽しめるでしょうね。無論、全編ハード目とはいきませんので合間にJ-POPな曲もありますが、逆にそこまでハードに迫るのかと言わせる⑦や初期BONJOVI風の⑧などハードポップマニアも楽しめる楽曲が多数収録されているので、今どきいないでしょうが日本語云々をいう偏食マニア以外なら楽しんでもらえるでしょう。
西田昌史が3曲提供、客演でジェットフィンガーの異名で知られる横関敦が①⑦⑧でソロを披露。ブリブリとした粒だった低音をはじき出すベースはプロデューサーも務める坂井紀雄氏です。
綺麗な女性でロックを歌える日本人というのは貴重で、実際に第3回ミス・セブンティーンコンテストの準優勝を獲得する程の逸材。歌も上手く本当にやりたい事が明確にあったんでしょうね。
キャピキャピとしたアイドルの枠から飛び出した彼女、ロマンティックモードの成功も彼女にとっては違うものだと言うのだから、筋金入りのロッカーですよ。受け止めるシーンと人材に巡り合えなかったのが、アイドル出身という事実が足枷になっていたのなら残念ですね。AOR系のハードポップサウンドがイケるのなら今作は大いに楽しめますよ。



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