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南朝の真実
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解説 - 南朝の真実
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. HIGASHI ★★★ (2015-01-12 22:07:35)

2014年発行、亀田俊和著の南北朝時代の本であります。
この本で最も驚かされるのが、著者が高師直のファンであるという事。小学生の時に太平記に感動し、楠木父子のファンになった僕からすれば、この高師直と佐々木道誉なんて悪逆非道の人物にしか映らない。高師直は素行が悪く、佐々木道誉はいつも小ずるい策略をめぐらす、ドラエモンでいうならリアルジャイアンとスネ夫のようにしか受け取れない人物たちなのである。

何故彼が高師直のファンなのかはこの本からはうかがい知れないが、南朝の忠臣なんて幻想じゃない!?本当の姿は北朝の武将とそんなに変わらないんじゃない!?だったら高師直を低く評価するのはいかがなもんでしょう!?ってな回りくどい口調で読者に訴えかけてくる。めんどくさい作者だ(笑)
ただまあ、熱狂的な阪神ファンの巨人の選手への評価と一緒で、基本は叩いているけど、認めてもいる。巨人もええけど、阪神も負けへんでぇ~、的な姿勢は耳を傾ける価値はある。

で、何故か南朝からも北朝からもあまり評価をされていない楠木正儀(楠木正成の3男)を彼は評価しているし、その評価の根幹は僕の評価と全く一緒だから摩訶不思議だ。北と南から歩き出した二人がたまたま出会って意気投合したのが楠木正儀なのだから面白いもんである。

自分と正反対な意見を持つ人の本を読むのも乙なもんですね。今度は佐々木道誉ファンの人の本でも探して読んでみたいものである(笑)




2. HIGASHI ★★★ (2020-04-29 06:11:10)

と言う訳で、今年のGWは長いので、亀田俊和の「高師直」をネットで注文し、今待っている状況。
自分と正反対の意見を持つ人の主張に耳を傾けるのは、案外とワクワクするもんだ。
何せこの高師直は太平記の中では相当な悪役で、当時はバサラ武将と呼ばれた悪逆非道な人物なのだ。バサラって聞きなれない表現だけど、のちの世では傾奇者(かぶきもの)と呼ばれるようになった権威をもろともせず、華美な服装で自由に時代を闊歩した人物の総称なのです。
多少の誤解は生むが、分かりやすく言えば、南北朝時代の「花の慶次」っぽい人という事になる。なので、もし今の時代のエッセンスを加えて注目されれば、太平記きっての嫌われ者がもしかして人気者になるかもしれないのである(笑)
それは捨て置けぬ!って事で、本を注文したという訳です。早く来ないかな♪



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