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ARMOUR (2009年)
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ARMOUR
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解説 - ARMOUR
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1. 失恋船長 ★★★ (2015-01-30 13:41:06)

バンドの中心人物であるVince "Werewolf" Venomさんは色んなバンドやプロジェクト的なものに参加しており、今作ではVo.GなのですがKeyもBもDsもイケるオールマイティなプレイヤーらしく、その軌跡を追うのは大変なのですが彼が一人メタルとして活躍するSatanic Warmasterはフィンランド産ブラックメタルらしいです。そんな多彩な経歴を持つ彼ですが、根っこは気持ちのいいくらいオーソドックスなドメタルを愛しているらしく、今作はそんな彼の息抜きにも似た感覚と親近感を覚える一枚です。このバンドを知ったのはEPの「孤独のウォリアー」(歌は英語ですがタイトルは日本語という一品)そのアルバムタイトルとジャケットにつられアナログ盤を購入してから気に入り即今作を購入。懐かしいレギュラーチューニングの響き、ジリジリとしたギターの音色、この空気とタイム感がたまりません。いわゆる寄せに来たNWOTHMバンド群にありがちなやっつけ感など微塵も感じさせない本意気の影響下の元に制作された一品と思わずにはいられません。適度な疾走感と打ち鳴らされる鋼の響き、どの曲にも用意されている耳馴染みのよいキャッチーなサビメロ、全曲メタルアンセム的な分かりやすさと重量感を損なわないアレンジは見事です(音質的にも、このミックスはワザとだな)。国産叙情派メタルバンド、マスターマインドのシンガーを彷彿させる金切りヴォイスも上々にシンプルな楽曲の中でリフ・ソロと印象的なフレーズを切り込んでくるギターもエエ仕事をしていますよ。


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