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GRAND PRIX (1980年)
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GRAND PRIX
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解説 - GRAND PRIX
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. HIGASHI ★★ (2002-02-14 01:13:00)

記念すべきデビューアルバム。彼らは3枚のアルバムを出したが、これのみバーニーショウがVoをとっている。サウンドは当時ポールサムソンが「アメリカンタイプの退屈なサウンド」と評した通り、TOTOに通じるような爽やかでまろやかな音作りがなされている。アルバムタイトルのDEADHEATはおそらく邦題だと思うがどこにも英題が記載されてなかったので、このタイトルで書き込みました。
余談だが、若き日のバーニーショウのショットは日本サッカーチームのトルシエ監督にクリソツ!




2. せーら ★★ (2005-07-28 21:28:00)

LIONHEART、SHYといったNWOBHMのメロディー重視派の先駆けとなった80年発表の1st。
「GRAND PRIX」、もしくは「THE FIRST ALBUM」というのがホントのタイトルらしいです・・・て、いや結局どれがホンマのタイトルやねん!
「KANSASみたいだなー」というのが第一印象。他のメロディー重視派バンドにも同じことが言えますが、所謂NWOBHMらしさは微塵も感じません。メロディアスハードの中では王道なんですが、NWOBHMの範疇で考えると異端ですね。
UFOの「LOVE TO LOVE」と兄弟分みたいな「WHICH WAY DID THE WIND BLOW」には、かなり驚きました。物凄く壮大。
メロディアス系のプログレ、メロディアスハード辺りが好きな方に「こんなのもあったのか!」と喜ばれそうな秀作です。
もうちょい憂いのあるメロディーだったら、もっと好きになれたかな、個人的に。




3. 火薬バカ一代 ★★ (2010-08-20 19:23:00)

現URIAH HEEPのバー二ー・ショウ(Vo)やフィル・ランゾン(Key)が在籍していた
イギリス出身の5人組HRバンドが、'80年に発表した1stアルバム。
一応NWOBHMの範疇に入るバンドなのだろうが、バー二ー・ショウ(これまた現URIAH HEEP)の張りのある
ハイトーンVo、溌剌としたボーカル・ハーモニー、そして華やかでドラマティックなKeyをたっぷりとフィーチュアして、
ポップ&キャッチーに弾む頭3曲の流れが如実に表している通り、STYXや後期KANSASといった大陸出身の
プログレ・ハード系バンドを彷彿とさせる洗練されたサウンドに、NWOBHM特有の荒っぽさやアングラ臭は皆無。
・・・と言っても、時節柄やはり各楽器は結構ハードに自己主張しており、取り分け、本編中を縦横無尽に動き回り、
楽曲を華やかに色付ける、フィル・ランゾンのKeyプレイは本作の要。ストリングスを効果的に取り入れ、
ドラマティックに盛り上がる名曲⑤⑥を筆頭に、粒揃いの楽曲の完成度の高さは彼の存在あったればこそ、だ。
個人的にGRAND PRIXと言えば、名曲“SAMURAI"を収録し、国内盤がCD化もされていた3rdアルバムに
最も思い入れを感じているのだけれど、単純に完成度のみで評価した場合は、シンガーの技量といい、
楽曲のクオリティといい、恐らく本作が彼らの最高傑作かな、と。




4. 失恋船長 ★★★ (2015-03-23 14:58:50)

1980年リリースの1st。ずっとロビン・マッコリーがフロントマンを務めているバンドだと思っていたら今作で歌うはバーニー・ショウ。聴く前はアメリカン志向が強いハードポップバンドとの認識が強くバーニー・ショウが歌うなら「Praying Mantis」のトロイ兄弟と組んでいた幻の「Stratus」みたいなサウンドをイメージしていたら、いい意味で裏切られました。

透明感溢れるサウンドと壮麗なコーラスワーク、随所にプログレ・ハードな美点も盛り込んだフィル・ランゾンの鍵盤プレイを軸に良く練り上げられたアレンジと聴き易さを併せ持つ密度の高い音楽性は聴き応え十分。パンクブームにNWOBHMときた中で、それらとは一線を画しつつもハードな質感も残した音楽性は見事ですね。マイルドな中音域と繊細なハイトーンを駆使して歌い上げるバーニー・ショウの歌声も見事にハマりナイーブなエッセンスを加味することにより、叙情的でキャッチーな楽曲の魅力が倍増する相乗効果を生み出しています。今作以降、二枚目、三枚目と作品を重ねる度に、より大衆性を加味し装飾も多めに盛りつけた軽めのアメリカン志向へと舵を切りますが(パッと聴きは今作が一番にアメリカンに聞こえる)、今作はそれらとはチョイと違う瑞々しいポップフィーリングに彩られた職人技が光るアレンジも上々にSTAXやKANSAS、BOSTONといったバンドにも通ずるフックに富んだ強力なメロディとプログレッシブな要素も兼ね備えた英国風のハードポップな一枚、トータルの完成度を考えるとアーティスティックな魅力に触れたいなら今作が一番かもしれませんね。



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